️犬の「遊び」は何のためにある?
犬との遊び時間、充分に確保できていますか?
メリットを知るために、犬の遊びがもたらす効果について考えてみましょう。
- 社会性の向上
- 本能的な欲求を満たす
- ストレス発散
よく遊び、頭脳と体を働かせている犬は、問題行動が少なく、賢い犬に育ちます。遊びで得られる充実感が犬の成長に通じています。
️犬が喜ぶ『楽しい遊び方』
1.追いかけっこ
動くものを見つけると追いかけたくなるのは、犬の本能であり、狩りの習性が関係しています。追いかける対象が飼い主であれば、尚更早く追いつきたくて、一生懸命走って追いかけます。
逃げるのが楽しくなると呼び戻しができなくなったりするので、犬を追いかけるのは原則NGです。飼い主を追いかけさせるようにしましょう。
2.かくれんぼ
かくれんぼは室内でできるので、雨で外に出かけられない日にぴったりの遊び方です。飼い主が隠れるときに「まて」や「おいで」の練習ができるので、遊びながらしつけを教えられます。
探す行為は脳に刺激を与えるため、老犬の遊びに向いています。隠れた飼い主を上手に見つけられたら、たくさん褒めてあげてください。
3.おやつ探し
食欲旺盛な犬とは、おやつ探しで遊びましょう。市販のノーズワークマットがあると便利ですが、家にあるタオルやクッションで代用できます。
おやつを対象物の隙間に隠して、効率良く犬に学習してもらう簡単な遊びです。犬種に捉われず、鋭い嗅覚を生かして頭の体操を行えるのです。
️遊び相手に合わせた工夫
一口に「遊ぶ」といっても、遊び相手によって、使うおもちゃや遊び方を変える必要があります。
まず、遊び相手にはどんな人・犬が該当するのか、考えてみてください。
- 飼い主と一緒に遊ぶ
- ひとりで遊ぶ
- 犬同士で遊ぶ
犬の満足度を高めるには、短時間であっても毎日時間を作ってあげてください。犬が飽きてしまわないように、徐々に遊びの難易度を上げて変化をつけましょう。
️犬の遊びにおける注意点
誤飲
どれだけ丈夫なおもちゃでも、経年劣化で強度が弱まり、壊れることがあります。壊れるだけならまだ良いですが、壊れたおもちゃの破片やぬいぐるみのボタンを誤飲すると、非常に危険です。
異物が腸に溜まると、腸閉塞を引き起こします。腸閉塞の原因は、大半が誤飲によるものです。飼い主が不在となる留守番中のおもちゃは、壊れにくいものを与えるようにしてください。
脱水症状
遊びに夢中になって水分補給を怠ると、脱水症状が起こります。真夏に起きやすいと思われがちですが、犬の脱水症状は1年を通して起こり得ます。
- 元気がなく、ぐったりしている
- 皮膚に弾力がない
- 呼吸が荒く、息苦しそうにしている
- おしっこの色が濃い
上記のような症状が、脱水症状のサインです。
このような状態が見られたら、動物用の経口補水液を与えて水分補給を行うか、症状が改善されなければ、命の危険が及ぶ前に動物病院に連れて行くようにしてください。
️まとめ
外でパワフルに過ごす時間、家で静かに過ごす時間、犬にはどちらも重要です。その日の体調を見つつ、ニーズに合わせた遊びを取り入れましょう。
あまりに興奮させすぎると、飼い主の声が届かなくなり、コントロールが効かなくなります。
楽しく遊んで得意分野を伸ばし、犬の成長をバックアップしてあげてください!