犬が反抗期になっているサイン
ある日突然、愛犬が問題行動をするようになってしまうことがあります。昨日まではそんなことなかったのに…そんなこと一度もしたことなかったのに…というような飼い主にとって困ってしまう行動です。それはもしかすると、愛犬が反抗期になっているサインかもしれません。
これからご紹介する行動が見られる時は、「反抗期かも…」と疑ってみてよいと思います。対処法もぜひご参考ください。
1.言うことを聞いたり聞かなかったりする
飼い主の言うことを聞いたり聞かなかったりするのは、犬が反抗期になっているサインです。
百発百中だった「お手」や「お座り」をしたりしなかったり、指示が聞こえているはずなのに無視をしたり、するフリをしてどっか行ってしまうなどすることがあります。
お手やお座りはしてもしなくてもよいかもしれませんが、愛犬の身に危険が及ぶかもしれない時、本当に言うことを聞いてほしい時に聞いてもらえないかもしれないと思うと不安ですよね。
普段はダメ!と言われればしない行為をしてしまった時、階段から転落したり、車道に飛び出してしまったり、他の犬と喧嘩になるなどすることがあるかもしれません。
対処法
犬が言うことを聞いてくれなくても絶対に怒らないことです。反抗期の犬に対して感情的になってはいけません。反抗期になっているサインである問題行動を悪化させてしまうことがあるからです。
落ち着いて、今まで通りに接してあげてください。イライラしてしまった時は、言葉を発する前に深呼吸です。声を荒げることを防ぐことができます。
2.些細な出来事や物音に激しく吠えるようになる
些細な出来事や物音に激しく吠えるようになるのは、犬が反抗期になっているサインです。
- 散歩中、すれ違う人や犬に激しく吠える
- 社交的だったのに他の犬が近づくと威嚇して激しく吠える
- 玄関のドアが開いたり、部屋の窓を開けたりした時に激しく吠える
- 郵便や宅配の車やバイクが家の前に止まっただけで激しく吠える
このような問題行動が見られるようになることがあります。何にでも誰にでも反抗的な態度を取ってしまいたいのかもしれません。敏感で神経質になっているのかもしれません。
見知らぬ初対面の相手を怖がらせてしまったり、嫌な思いをさせてしまったりすることに申し訳なく感じてしまうのではないでしょうか。お留守番中、近所迷惑になっていないかも気になりますよね。
対処法
反抗期の犬は、心と体のバランスが崩れやすいとされています。なぜこんなに不満なのか、イライラしてしまうのか、自分でも分からないといった状況なのではないかと思います。発散できずにつらい思いをしているのかもしれません。
おすすめしたいのは、精神的な欲求を満たしてあげること、体力を使い果たしてあげることです。
精神的な欲求には、もっと甘えたい、もっと遊んでほしい、もっと自分に注目してほしいなどがあります。体力を使い果たす方法は、お散歩の質を変えること、ドッグランでノーリードで遊ばせることなどがあります。
まとめ
犬が反抗期になっているサインと対処法を2つ解説しました。
- 言うことを聞いたり聞かなかったりする
- 些細な出来事や物音に激しく吠えるようになる
個体差はあるものの、ほとんどの犬が反抗期を迎えます。
- 生後6カ月~10カ月の頃
- 1歳~1歳半の頃
- 2歳~3歳の頃
この頃に反抗期になるかも…と心構えをしておくとよいと思います。反抗期になっているサインである問題行動は、数日で落ち着く犬もいます。1カ月続く犬もいれば、数カ月続く犬もいます。
とくかく落ち着いて、今まで通り優しい飼い主でいてあげてください。きっと犬ももどかしい気持ちでいると思います。