犬にご飯を与える時間、みんな決めてる?
皆さんは愛犬にご飯を与える時刻を決めていますか。「なんとなく朝晩に与えている」「いつもこの時刻に与えている」「日によってバラバラ」と、ご家庭によって様々だと思います。
飼い主さんによっては、食事管理を徹底する上で「犬にご飯を与える時間は決めたほうがいいの?」「決まった時刻じゃなくてもいいの?」と悩む人もいるでしょう。
基本的に、犬は1日2回、朝晩を目安にご飯を与える方法が一般的なので、ある程度時間帯は決まっていると言えます。しかし、厳密に時刻を決める、タイミングを決める必要はあるのでしょうか。
犬にご飯を与える時間は固定するべき?バラバラにすべき?
ここからは犬にご飯を与える時間は固定するべきなのか、それとも固定せずに日によって違う時間帯にバラバラに与えるべきなのかを考えていきます。ご飯を与えるタイミングに悩んでいる飼い主さんは参考にしてみてください。
1.絶対にこの時刻と固定するのは控えるのがベター
結論から言ってしまうと、「絶対にこの時刻に与える」「絶対にこのタイミングで与える」と与える時間を固定することは控えるべきです。
なぜならば、犬は体内時計と言われる感覚でご飯を与えられるタイミングを学習しています。そのため、決まった時刻にご飯が出てこないと「まだ?」「今日はもらえないの?」と不安に感じてストレスになってしまうからです。
また、日によって犬の体調に変化があったり、飼い主の用事でタイミングがずれることもあるでしょう。すると、いつも通りに出てこないご飯に苛立ってしまったり、無理に同じ時間帯に与えることで体調を悪化させてしまう恐れもあります。
2.等間隔に与えると犬の空腹感がちょうど良い
犬にご飯を与える時間は固定するべきではないとお答えしました。しかし、基本的に犬にご飯を与えるタイミングは、等間隔に与えることが推奨されています。これは、等間隔に与えることで空腹度合いがちょうど良くなるからです。
例えば1日2回与えるならば、12時間ごとに与えることが望ましいと考えられているため、朝と晩に与えるとちょうど良い空腹感でご飯を美味しく食べることができます。
このように等間隔に与えるが、与える時間を固定しない方がよいと考えると、おおよその時間帯で「なんとなく」飼い主のタイミングで与えるのがちょうど良いでしょう。
3.年齢や健康状態によって与え方を変える必要があることも
基本的には1日2回、朝晩を目安に与えることの多い犬のご飯タイミングですが、年齢や健康状態によって与え方を変える必要があることも出てくるでしょう。病気の治療中であれば、獣医師の指示に従いフードの量や1日に与える回数を検討します。
また、生後4ヵ月以上の子犬期やシニア犬などは一度に食べられる量が限られているため、1日3回が推奨されています。このように犬の年齢や状態に応じて与える回数や目安量も変わってくるため、その都度、犬にフードを与えるタイミングを考えるようにしましょう。
散歩に行く前、散歩直後のご飯は危険!死に至る危険性も
犬にご飯を与えるタイミングは基本的に等間隔を意識した上で、与える時間を固定することは避けるべきとお話ししました。
さらに付け加えるならば、散歩に行く前4時間、そして散歩直後にご飯を十分食べさせることは控えてください。胃捻転を引き起こし、最悪の場合、短時間で死に至る危険性があります。
必ず散歩の前は胃捻転や胃拡張が起こらないよう適度に空腹状態を保ち、散歩直後は30分〜1時間は時間を置いて、体の状態が落ち着いてからご飯を与えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬にご飯を与える時刻をきっちり決めてしまうと、その時刻にご飯が出てこなかった場合、犬にストレスがかかります。なるべく等間隔にご飯時間を空けるよう意識しつつ、与えるタイミングを固定しないよう配慮しましょう。