犬が散歩を嫌いになってしまうNG行為
1.地面のニオイを絶対に嗅がせまいとする
地面のニオイを絶対に嗅がせまいとするのは、犬が散歩を嫌いになってしまうNG行為です。
犬が地面のニオイを嗅ぐのは、情報を収集するためです。自分の縄張りの状況を把握したり、他の犬の情報を得たり、他の犬からのメッセージを受け取ったりするための手段なんです。好奇心を満たすための行動でもあります。
飼い主さんが地面のニオイを絶対に嗅がせまいとするのは、危険なものが落ちているのではないか、糞尿が落ちているのではないか、感染症にかかってしまうのではないかと心配されるからですよね。
犬が地面のニオイを嗅ぐのは本能的な行動です。外に出たがったり散歩に行きたがったりするのはこのためです。ニオイを嗅ぐことに満足できなかった時、強いストレスを感じたり、不満が溜まったりすることがあります。
散歩に行ったってどうせニオイを嗅がせてもらえないからと、散歩を嫌いになってしまうのです。ここならニオイを嗅いでも大丈夫という場所を決めておき、必ずその場所に連れて行ってあげるようにするとよいのではないでしょうか。
2.苦手なことを克服させようと嫌がることを無理やりさせる
苦手なことを克服させようと嫌がることを無理やりさせるのは、犬が散歩を嫌いになってしまうNG行為です。
例えば、交通量の多い通りを歩くことが苦手な犬がいます。車がスピードを上げて横を走って行くこと、エンジン音が絶え間なく鳴り響くこと、巨大なトラックが走り去って行くことなど、犬が恐怖を感じやすい要素が多い場所です。
広い歩道があって歩きやすかったり、色んな景色を見たり体験をさせてあげたかったり、愛犬と一緒に寄り道してみたい場所があったりするかもしれません。
いつか慣れる犬もいますが、ずっと慣れないままの犬もいます。常に怖い思いをしながら歩いている犬もいます。そのうち散歩そのものが嫌いになってしまいやすいです。
愛犬が苦手なことを克服しなければ安全に散歩することができない。社会に適応することができない。不幸になってしまう。このようなことでもない限り、苦手なことを克服させようと嫌がることを無理やりさせる必要はないのではないでしょうか。
3.成犬になってからお散歩デビューをする
成犬になってからお散歩デビューをするのは、犬が散歩を嫌いになってしまうNG行為です。
実はこれは私も猛反省している行為です。初めて超小型犬と暮らす時、あまりの小ささに過保護になってしまい、ほとんど抱っこで散歩していたんです。自分で歩くことを嫌いになってしまい、抱っこを要求してばかりいます。
今では持病があることや高齢であることを理由に抱っこすることがありますが、お散歩デビューは子犬のうちに済ませ、犬が自分の足で歩き、様々なことを体験できるようサポートしてあげてほしいです。
成犬になってからお散歩デビューをさせたり、いきなり自分で歩かせようとしたりすると、犬は不安と恐怖で押しつぶされそうになってしまいます。散歩が嫌いになるきかっけを作りますし、パニックを起こすこともあります。
狂犬病の予防注射と混合ワクチンの接種を済ませたら、なるべく早くお散歩デビューすることをおすすめします。
まとめ
犬が散歩を嫌いになってしまうNG行為を3つ解説しました。
- 地面のニオイを絶対に嗅がせまいとする
- 苦手なことを克服させようと嫌がることを無理やりさせる
- 成犬になってからお散歩デビューをする
犬は決して散歩が嫌いな生き物ではありません。もともと臆病で神経質な性格である場合には、たまに散歩を嫌がる日があったり、億劫にしたり、すぐに帰りたがるなどすることはあると思います。
突然犬が散歩を嫌いになってしまうのは、やはりNG行為があったからなのではないかと思います。