犬は30~40cmの高さから落ちても骨折をする
犬が骨折をする原因は様々なものがありますが、家庭犬で多く見られるのが「高所からの落下・飛び降り」だとされています。
特に室内で人間と一緒に暮らすことが一般的になってからは、ソファやベッド、椅子などからジャンプをしたり、階段から落ちたりして骨折してしまうことが多く見られるようになりました。
また、小型犬の場合は、人に抱っこされた状態から落ちてしまって骨折することもめずらしくありません。
犬はどの程度の高さから落ちると骨折するのか、ということが気になる人も多いと思います。犬の体高や体重といった体型をはじめ、着地した地面の状態や足のつき方などによって、危険度は異なるため、一概にどの高さから落ちたら骨折するとは言い切れません。
しかし、状況次第では30~40cm程度の高さから落ちただけでも、犬は骨折してしまう可能性があるようです。
自分の体高よりも高い場所から降りる場合は、どうしても全身が宙に浮く時間があり、着地したときに足腰に大きな負担がかかります。そのため、小型犬の場合は一般的なソファやベッドなどから飛び降りただけでも、骨折する可能性があることを覚えておきましょう。
特に、1歳未満の子犬の場合は体が成長の途中段階にあるため、筋力が少ないうえに骨の硬さや太さが十分でなく、関節部分も華奢です。そのため、落下や飛び降りで大きな負荷がかかると、意外なほど簡単に骨折してしまうことがあるので十分注意しなければなりません。
対策1.高いところの乗り降りは自由にさせない
骨折などの怪我を防ぐためには、犬が自由に高い場所に乗れる環境を作らないことが大切です。もちろん、ソファやベッドで愛犬とゆったりくつろぎたいという飼い主さんもいると思うので、その場合は飼い主さんの指示で乗り降りをさせるトレーニングをすることをおすすめします。
特に小型犬の場合は、これらからの落下による骨折のリスクが高いので、飼い主さんがいないときに勝手に乗り降りさせないようにすると安心です。もしも自由に乗り降りをさせたい場合は、犬用のスロープを設置するなどの安全対策を行うようにしましょう。
対策2.床をすべりにくい状態に整える
犬が骨折する原因として、落下したときの高さだけでなく着地点のすべりやすさも関係すると考えられています。着地したときに足がすべってしまうと転倒して骨折する可能性が高まりますし、脱臼など関節を痛めてしまうことも考えられます。
そのため、着地したときに安定した姿勢を取れるように、室内の床をすべりにくい状態に整えてあげることをおすすめします。具体的にはペット用にすべりにくいような工夫が施された床材を使用したり、すべり止めのワックスを塗ったり、カーペットなどを敷いたりするといいでしょう。
また、カーペットやパズルマットなどを敷いて柔らかな状態にしておくと、着地したときの衝撃を和らげることにもつながります。落下の衝撃で骨折しにくいように、犬が自由に動き回るスペースや、ソファやベッドの周囲、階段などにはマットなどを利用するといいでしょう。
対策3.正しい方法で抱っこをする
犬の骨折は、人に抱っこされているときに落ちてしまって起こるということもあります。抱っこしているときに犬が暴れたことで落ちてしまったり、高い場所からジャンプで下ろしたりすることで骨折してしまうのです。
大人が犬を抱き上げたときの高さは、少なくとも1m以上の位置になります。そのような高さから落下することは、犬にとって非常に危険です。そのため、犬が抱っこを嫌がって暴れることがないように慣らしたり、誤って落とすことのないように正しい抱き方を覚えたりすることが大切です。
まとめ
犬が骨折すると、大きな苦痛を与えてしまいますし、その治療には多くの時間がかかります。骨折をした犬はもちろん、飼い主さんにとっても大きな負担とストレスがかかってしまうので、できる限り防ぎたいものです。
犬の骨折は、大きな事故や病気だけでなく、日常生活内でも起こるトラブルなので、犬が安全に暮らせるように生活環境を整えることを意識しましょう。