1.無理やり起こす
「せっかく愛犬と遊ぼうと思っていたのに…」というタイミングで愛犬が寝ているということもあるかもしれません。気持ちはわかりますが、だからと言って無理やり愛犬を起こして遊ぶのは絶対にNG。睡眠妨害になってわんこが睡眠不足になってしまうのはもちろんですが、最悪の場合、愛犬との信頼関係にヒビが入ってしまう可能性もあります。
「この人の前で寝ているとすぐ起こされてしまう」「この人の前では安心して寝られない」と警戒されて同じ空間で眠らないようになったり、眠ったとしてもちょっとしたことで目を覚ますようになったり、愛犬からの信頼を失ってしまいかねません。特に小さな子どもは自分の欲望のままにわんこと遊びたがる傾向があるので要注意です。
2.普段嫌がるところを触る
飼い主さんとしてはかわいい愛犬を撫で回したいところですが、普段触られることが苦手だったり、つま先や耳など特定の場所を触られると怒ってしまったりするわんこもいますよね。
「もしかして、寝ているときはいつもは触らせてくれないところを触るチャンス!?」と愛犬を触ろうとしているあなた、ちょっと待ってください!たとえ寝ているときであったとしても、普段嫌がるところを無遠慮に触るのは絶対にNG。
触られたことで目覚めてしまうと同時に、反射的に噛みついたり攻撃してしまう子もいるからです。それでケガをしてしまっては、わんこも飼い主さんもどちらも不幸になってしまいます。
また咬傷事故まで至らなかったとしても、先にご紹介したのと同様に「寝ている間に勝手に触るなんて、この人の前で寝ていると何をされるかわからない!」と警戒されて信頼関係を損なう可能性があります。
3.大きな音を立てる
わんこが寝ているときに大きな音を立てるのも厳禁です。わんこは聴覚が優れているだけに、大きな音を苦手とする子が多いのが実態。ぐっすり眠っているときでも大きな音がするとすぐに飛び起きてしまいます。
一回起きてしまうと、その後もしばらくは警戒して寝られなくなってしまいます。そのまま十分な睡眠時間を得られなくなってしまう場合もあります。愛犬が寝ているときには抜き足差し足忍び足…とまで気をつかう必要はありませんが、なるべく静かな環境で安眠できるように気をつけてあげたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこは成犬でも1日の半分は寝て過ごすと言われるほど、よく眠る動物です。ですがその実、深い眠りであるノンレム睡眠と浅い眠りであるレム睡眠の比率は前者が2割、後者が8割と、人間とまるで真逆になっています。
そんな中、飼い主さんの睡眠妨害によって愛犬が睡眠不足になってしまうと、信頼関係にヒビが入るだけでなく、ストレスから無駄吠えや破壊行動などの問題行動を起こしたり、下痢や食欲不振といった体調不良を起こしたり、愛犬に健康被害をもたらす恐れもあります。
思わずかまいたくなってしまう可愛い寝顔でも、そこは愛犬のことを思ってグッと我慢。そっと見守るだけにするのが、飼い主さんにとってもわんこにとっても正解です。