️犬はどうしてご飯を散らかすの?
ではいったいどうしてご飯を散らかしてしまうのでしょうか。まずはその理由を探ってみましょう。
慌てて食べている
犬がご飯に夢中になり、がっつくように勢いよく食べていると、気付けばご飯がこぼれ、辺り一面がご飯まみれになっているなんてことも…!
多頭飼いの場合は、他の犬に自分のご飯を取られないように、必死になって急いでご飯を食べようとする傾向があります。犬ごとに別々の食事場所を用意できる状態が望ましいです。
選り好みしている
好き嫌いがあると、ドッグフードの具材やトッピングなど、選り好みして食べるようになります。
好きな種類だけ先に食し、苦手な種類のご飯を前足や鼻でよけるようにして、床に散らかしてしまうのです。
食べにくくてこぼしてしまう
ドッグフードの粒の大きさや形状が犬に合っていないと、上手に噛み砕けなかったり、歯の隙間からポロポロご飯がこぼれ落ちてしまいます。
犬自身もわざとやっている行動ではないので、本意ではないでしょう。飼い主の考慮不足となり、ご飯をこぼしてしまっても仕方ないと言えます。
遊んでいる
おやつを与えすぎていると、主食であるご飯を食べなくなってしまいます。
おなかが空いていなくても、ご飯をおもちゃ代わりにして遊ぶのは、子犬によく見られる行動です。
️ご飯を散らかす犬の対処法
1.食器を変える
食器のサイズや高さは犬に合わせて選びましょう。
例えば、パグなどの短頭種には浅く角度のついた食器を、高齢犬には、首の負担を軽減させるハイスタンドの食器がおすすめです。
2.朝と夜でご飯の分量を変える
ご飯の回数は、成犬だと1日2回が一般的です。
活動量に合わせて、朝はご飯の量を多めに、夜はご飯の量を少なめにしてあげると良いでしょう。食べムラや食べ残しを軽減できます。
3.ドッグフードの粒の大きさを変える
ドッグフードは、小型犬用・中型犬用・大型犬用で粒の大きさが異なります。メーカーによっても大きさが若干違います。
原材料や成分表示だけでなく、犬が食べやすい粒の大きさかどうか、気にかけてあげましょう。
️ご飯を散らかしやすい犬種
ちなみに、とくにご飯を散らかしやすい犬種があるようです。食器を工夫するなど、配慮してあげた方がいいかもしれませんね。
チワワ
天真爛漫で好奇心旺盛なチワワは、ご飯の食べ方も自由奔放。ご飯を口に入れて運んだり、床の至る場所にバラ撒いたりして遊びます。
全く悪気はないので、怒られてもへっちゃらです。
トイ・プードル
明るく社交的で人懐っこいトイ・プードルは、遊びが大好きな犬種です。ご飯の時間にもその性格が顕著にあらわれており、1粒食べては飼い主の反応を確認し、様子を窺うようなそぶりを見せます。
バセット・ハウンド
バセット・ハウンドは、マイペースで落ち着いた性格をしています。食いしん坊で食べ物への執着が強いため、お皿をひっくり返してしまったり、無意識にご飯を食べ散らかすことがあるようです。
️まとめ
忙しい時間帯に床にこぼれたご飯を片付けるのは、飼い主にとっては一苦労…。ですが、犬にも理由あっての行動なので、むやみに怒らないよう注意しましょう。怒ると余計悪化するケースがあります。
また、犬は歯石が溜まりやすく、歯周病にかかる割合が高くなっています。高齢犬がご飯をこぼすときは、口腔内の病気が考えられます。
一度歯周病になると、進行は遅らせることができても、完治が難しくなります。早めに獣医師の診察を受けるようにしてください。