犬は自分のことを人間だと思ってる?
犬は人間と一緒に暮らし続けると、自然と人間のようになるのでしょうか?愛犬家の人なら「うちの犬はどこか人間っぽい」と1度や2度感じたことがあるでしょう。
そもそも犬は、「自分は犬だ」と自覚しているのかどうかも気になりますよね。しかし、犬の本当の気持ちを知ることはできません。
犬と人間の関係性を知るために、「もしかしてうちの犬は自分のことを人間だと思っているのでは?」と感じるポイントから考察してみましょう。
人間っぽい仕草を見せる
- ソファーでくつろぐ
- ベッドで大の字で寝る
- おしゃべりをする
- よく返事をする
- 人間のようにため息をつく
- 人間の食べ物を欲しがる
このような愛犬の人間っぽい仕草を目の当たりにした飼い主さんであれば、「うちの犬は自分のことを人間だと思っているのでは?」と思わずにいられないかと思います。名前を呼んで「クゥン」と返事をしたり、飼い主さんに対して「はぁ・・・」と人間のようなため息をつく愛犬の姿には思わず笑ってしまうものです。
自分が思い描いていた犬らしい犬の姿とはちがう仕草を見るたびに、首を傾げてしまうでしょう。このような犬らしくない行動や仕草は、犬が人間の真似をしていたり、飼い主さんの匂いで安心していたり、犬なりにコミュニケーションを取ろうとしている姿勢です。
ただし、人間の食べ物を欲しがる行動に関しては要注意です。「人間っぽいから」と言って、人間の食べ物を犬に与えてはいけません。欲しがってもスルーしてしまいましょう。
もし愛犬が「ちょうだい!」と騒いだ場合は、落ち着くまでじっと待ちます。落ち着いたら「いい子!」と褒めて、犬用のおやつなどご褒美を与えてみるといいですね。
ほかの犬を嫌う
犬の犬嫌いは決して珍しくありません。ドッグランに行っても座ったまま動かなかったり、ひとり遊びをしたりするマイペースな犬は多くいます。ただ、ほかの犬をあからさまに嫌がって逃げたり吠えたりする場合は、犬の社会性が不足している可能性があります。
そんな犬の行動を見て、「うちの犬は人間だと思っているから仕方ない」と片付けてしまうのはNGです。犬同士のトラブル回避のためにも、1度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
飼い主にはどんな意識で接している?
人間っぽさを感じる犬は、飼い主のことをどう思っているのでしょうか?「同じ人間同士」と思っているのか気になりますよね。ここでは、犬が持つ飼い主に対する意識について考察してみました。
基本的に飼い主さんが大好き!
犬はもともと人間を好み、一緒にいる人間の喜びや悲しみを共有できると脳科学的にも言われています。「飼い主さん大好き!」と思っている犬は、行動や仕草を見ればよくわかりますよね。
アイコンタクトを取ることができたり、名前を呼んだら「クゥン」と返事してくれたりするのは、飼い主さんのことを心から信頼している証です。ぜひこれからもよい関係を継続し続けていきましょう。
仲間だと思っている
犬は群れで暮らす習性があるため、一緒に暮らす飼い主さんを「群れの仲間」だと思っている可能性があります。いい意味でのパートナーですね。いつもクールな態度ばかりの愛犬が、弱っているときにそばに寄り添ってくれることもあるでしょう。
そんなとき、人間と犬を越えた絆を感じずにはいられないものです。犬と一緒に重ねてきた年月が長いほど深い絆を感じ、そして「うちの犬は人間っぽい」と感じやすいものかもしれません。
自分以下だと思っている
飼い主に対して自分以下だと思うことはつまり、犬が「自分がリーダー」だと思っていることになります。犬が完全に飼い主さんを妹や弟分として見下ろす場合は、「待て・お座り」のような指示に従わなくなるのでちょっと厄介です。
すでに愛犬が自分の言う事を聞かなくなり、扱いに困っている場合はしつけ態度の見直しを行う必要があるでしょう。「犬が吠えるから仕方なくおやつを与える」など、犬のわがままに従ってしまうのはNGです。
要求吠えや噛みつきぐせを助長させてしまう可能性があるので、「犬以下だと思われている」と感じる飼い主さんは早急に手を打ち、再び関係を築き直してください。
まとめ
犬と人間が一緒に暮らす上で、お互いどこか似てしまうことはよくあります。犬が自分のことを「人間」と思っているかどうかは確かではありませんが、飼い主さんの愛情をしっかり感じているのは確かなことのようです。
飼い主さんとしては、愛犬が「幸せ」と感じてくれるのが何よりも嬉しいことですよね。時々見せる人間っぽい仕草に笑わせてもらいながら、ぜひこれからも愛犬と幸せな時間をお過ごしください。