犬が固まっているときの心理とは
1.不安…ストレス…
犬は不安やストレスを感じているときに、急に立ち止まって固まってしまうことがあります。犬がストレスを感じたときは固まるか、逃げる、攻撃するしかありません。急に固まって動かなくなってしまったときは、近くにストレスの原因となるものがないか確認してみてください。
ちなみにストレスを感じているときには固まってしまうだけでなく、歯を剥き出しにしたり、唸る等の行動がみられることもあります。
2.危険?!警戒しなくてはっ!
警戒しているときにもピタッと固まってしまいます。たとえば、いきなり大きな音が聞こえたり、散歩中に知らない犬に出会ったときなどに動かなくなることがあります。これは得体のしれないものを警戒しているからです。
「危険なものじゃないのか」を判断するために、音や相手の動きなど情報を得ているんですね。また、もし何か起きたときにはすぐに攻撃したり逃げられるように警戒して止まっていることも理由のひとつです。
3.集中しなきゃ!
なにかに集中しはじめて急に動かなくなることもあります。愛犬と家の中で遊んでいたのにお客さんがきていきなりピタッと固まってしまったことはありませんか?
これはドアが開く音で「だれかきた!」と音に集中するため、動きを止めているのです。
いきなり空中を見つめたまま動かなくなることもありますよね。「何かいるの?」と怖くなってしまう飼い主さんもいるかもしれませんが、小さな音や匂いに集中して固まっていることがほとんどなので安心してくださいね。
病気やケガをしている場合も
病気やケガをして体が固まってしまうことがあります。病気の発作の場合は、体が固まっているほかに嘔吐や痙攣、失禁などの症状がみられることもあります。
突然、発作のように体が固まってしまった場合には無理に抱きかかえたり体をゆすると危険なので注意しましょう。
また、散歩中に捻挫や脱臼などで体に痛みを感じ、固まってしまうこともあります。病気やケガで固まってしまった場合は、他の症状がみられたり動かない状態が長く続きます。
いつもと違う様子がみられたときには、すぐに動物病院に連れていきましょう。動物病院で正しく伝えられるように、前後の様子や症状がでた時間などをメモしておくのがおすすめです。
まとめ
犬が固まっているときの心理についてご紹介しました。
愛犬がいきなりピタッと動かなくなってしまうと驚きますし、心配になってしまいますよね。
犬が動かなくなるのには、さまざまな理由があります。もし不安やストレスを感じていそうな状況であれば、原因となるものをさがして対処してあげましょう。
また、病気やケガをしていそうな場合はすぐに動物病院に連れていってください。