1.強く光るもの
犬は強く光るものに恐怖を感じることがあります。
例えば、雷の光です。ピカッと光る瞬間を目にした時、激しく吠えたり体を振るわせたり、パニックになってしまう犬もいます。
犬が雷の光や音を怖がることを雷恐怖症と言い、異常恐怖症であるとされています。あまりの恐怖からパニックや問題行動を起こし、怪我をしたり事故に遭ったり、命にも関わる危険性のあるものです。
- 落ち着きがなく室内を歩き回る
- 体を小刻みに震わせる
- パンティングが激しくなる
- 大量のよだれが出る
- 嘔吐や下痢を繰り返す
- おしっこを漏らす
- パニックになり家を飛び出して迷子になる
- 意識を失う
このような仕草や行動、症状を引き起こすことがあります。
犬が強く光るものを怖がる理由は様々ですが、普段の生活では見慣れないものであるからなのではないかと思います。
雷の光である場合、気圧の変化を感じたり、雷の振動を感じたり、以前に雷が落ちた時のドーンッ!と大きな音と振動を感じた恐怖がトラウマになってしまっているのではないでしょうか。
対処法として最も大事なことは飼い主が冷静であることです。「わぁ…雨が強くなってきたね」「今日はお散歩に行けそうにないね」「おやつでも食べて過ごそうか」など、優しく明るい声で話しかけてあげてください。
2.車・バイク・自転車とすれ違うこと
犬は車・バイク・自転車とすれ違うことに恐怖を感じることがあります。
お散歩中、激しく吠えてしまうことがあるのではないでしょうか。すれ違うバイクに向かって飛びかかろうとする犬もいるそうです。しっぽを下げ、走って逃げだそうとすることもあります。
これは、犬が恐怖を感じている時の仕草や行動です。犬にとって巨大な物体であるため恐怖を感じるのだと思います。猛スピードで走り去って行くものもあります。車やバイクはエンジン音も激しいですよね。
飼い主の皆さんも愛犬とお散歩をしている時、触れそうなくらい近くを走り去って行く車に恐怖を感じたことがあるのではないでしょうか。歩行者とすれ違う時はもう少しスピードを落としてほしいなと思うことがありますよね。
対処法は、なるべく交通量の少ない時間帯にお散歩に行くことです。交通量の少ない場所を選んでお散歩するのもよいと思います。
3.グレーチング
犬は、グレーチング(道路の側溝の網目状の蓋)に恐怖を感じることがあります。
ほとんどの犬が避けて通りますよね。怖がる理由は肉球を刺激するからなのではないかと思います。飼い主の皆さんは素足でグレーチングの上を歩いたことがあるでしょうか。
私は子供の頃に素足で歩いたことがありますが、足が穴に落ちてしまいそうでヒヤッとしたり、グレーチングが外れてしまうんじゃないかと思ったり、つるんっと足元が滑ってしまいそうな気持ちがしました。
チワワやポメラニアンなどの超小型犬であれば、グレーチングの穴よりも手足の方が小さいため、本当に落ちて怪我をしてしまうことがあるかもしれません。
対処法は、グレーチングを避けて歩くことでしょうか。超小型犬や小型犬は抱っこで通るようにするとよいと思います。
中型犬以上の大きな犬の場合、ジャンプすることもなくスッと避けて歩くことができると思いますが、それでも恐怖を感じる犬もいます。避けて通る、抱っこするなど対処してあげてください。
4.掃除機
犬は掃除機の恐怖を感じることがあります。
理由は、大きな音なのではないでしょうか。生活に欠かせない家電製品ですし、飼い主としては早く慣れてほしいものですよね。
掃除機に向かって吠えたり、掃除機と戦おうとしたり、勇敢な姿のようですが恐怖を感じている犬の仕草や行動です。
対処法は、掃除機をかける間、犬には他の部屋で待っていてもらうのはいかがでしょうか。少しでも恐怖心を和らげてあげることができると思います。買い替える時は騒音の少ない掃除機を選ぶのがおすすめです。
まとめ
犬が恐怖を感じるものを4つ解説しました。
- 強く光るもの
- 車バイク自転車とすれ違うこと
- グレーチング
- 掃除機
犬それぞれに恐怖に感じるものってありますよね。虫恐怖症な犬もいるようで、蚊やハエなどの小さな虫にも恐怖で震えてしまうそうです。