ダメ犬に育ててしまう飼い主のNG行為4選
「うちの犬はダメ犬だから」なんて言っていませんか？犬は飼い主によって名犬にもダメ犬にもなります。つまり、もし愛犬をダメ犬だと感じるのは、少なからず飼い主さんに原因があるということです。
もし犬の育て方に不安がある人は、ここで一度立ち止まってみてください。ダメ犬に育ててしまう飼い主のNG行為4選をチェックして、心当たりのある箇所を改善していきましょう！
1.甘やかしてしまう
ダメ犬を育てる飼い主に共通するのが「甘やかし」です。吠え癖がある、トイレができない、言うことを聞かないような犬をダメ犬と言ったりしますが、これらは飼い主による甘やかし行為が大きな原因となっています。
確かに犬は可愛いですが、可愛がり方を間違えてしまうとわがままな性格の犬に育ってしまいます。これは人間も同じですが、「散歩に連れて行って」「その食べ物ちょうだい」のような要求に応えてしまうのは危険です。
犬の要求は次第にエスカレートしてしまい、「吠えたら散歩に行ける」「怒れば食べ物がもらえる」など吠え癖や噛みつき行為を助長させてしまう可能性があります。犬の要求に応えるのは簡単ですが、1度犬が覚えてしまった行為を辞めさせることは非常に難しいです。
犬からの要求は基本的にスルーをしましょう。「吠えても怒ってもいいことはない」と時間をかけて覚えさせることが大切です。
2.気分によって態度が変わる
「今日は疲れたから散歩は行かない」「今日は気分がいいから犬と遊ぶ」など、その日の気分や感情によって態度を変えるのもNGです。犬は飼い主の行動をしっかり見て観察しています。
「昨日は楽しく遊んでくれたのに、今日は散歩にも連れて行ってくれない」「さっきまで機嫌がよかったのに急に怒鳴られて怖かった」と飼い主に振り回された犬は、次第に信用をしなくなります。
信頼しない飼い主から指示されても犬は従わなくなり、勝手な行動を取るようになるでしょう。そんな犬を見て「うちの犬はダメ犬だ」と言うのはやはり間違いです。犬が言うことを聞かないのは、飼い主である自分自身に問題があると気づき、改善をすることが大切です。
3.正しいしつけをしない
犬が「待て」や「お座り」に従ったのに何も褒めない、犬がイタズラしたことを後から何度も叱るなど、間違ったしつけをした場合もダメ犬になりやすいです。犬のしつけは簡単なようで難しく、安易に犬を飼ってしまった人ほど適当になってしまっています。
犬のしつけに大切なのは、「褒める」「その場で叱る」の2つです。特に「いいことをしたら褒める」は常に繰り返す必要があります。
犬に成功体験を増やしてあげることが飼い主の大きな役目だと考えてください。トイレトレーニングなら失敗しても叱らずに、成功しやすい環境を整えてあげるようにしましょう。
叱るのは犬に危険がある場合のみ、その場で「ダメ」と注意します。後から失敗を責めても犬は理解できないので、必ずその場でひと言だけ叱って終わらせてください。
4.叩く・怒鳴る
「犬のしつけのためだから」と叩いたり、「コラ！」と大声で怒鳴ったりする飼い主の行為もNGです。体罰を与えるほど犬に恐怖心を植え付け、大声で叱るたび飼い主を怖がるようになります。
確かに、主従関係を築く犬のしつけ方法が過去にありました。しかし今の時代は、犬と信頼関係を築くことを主に大切にしています。愛犬を大切に想うのであれば、やはり痛みを与えるしつけは行うべきではありません。
犬を褒めて伸ばすしつけに切り替えて、ダメ犬への道をこれ以上進ませないようにしましょう。
まとめ
犬をダメ犬に育ててしまうかどうかは、飼い主のしつけにかかっています。とはいえ、どんな人も犬を育てる難しさに直面しその都度悩んで乗り越えているので、「心当たりがある私はダメな飼い主なんだ」などと思い詰めずに心を切り替えてください。
愛犬のしつけにお悩みであれば、1度専門トレーナーに相談してみることをおすすめします。「ダメな飼い主」と呼ばれないためにも、今回お伝えしたNG行為をぜひ改善していきましょう。
