子犬はいつ落ち着く?目安の時期とは
犬を飼ってみてわかるのが、想像を絶するほどの世話の大変さですよね。子犬の時期はかわいさと同じくらい、手がかかって大変です。飼い主さんは「子犬はいつになったら落ち着くの?」と頭を抱えてしまう方ばかりだと思います。
犬が落ち着く目安の時期についてですが、一般的には2〜3歳ごろと言われています。ただし、犬が肉体的に大人になるのは1歳ごろと早く、精神的な面も含めて「犬が大人になる」目安は2〜3歳ごろだとお考えください。
また、犬の1ヶ月は人間の1年に該当しますが、ここでは人間の数え年でお伝えしています。小型犬よりも大型犬の方が成長スピードは緩いです。
そして、生後4ヶ月から6ヶ月ごろに子犬は思春期を迎えることも研究されています。今まさに「手がかかって大変!」と感じている飼い主さんは、思春期の子供に振り回されている状態なのでしょう。
しかし、成犬になれば必ず落ち着くとは限りません。まわりを見ても、成犬になってもやんちゃな犬はたくさんいますよね。これはよくいう「性格の違い」ではなくて、飼い主さんと犬の信頼関係やしつけが大きく影響しています。
逆に、子犬でもしつけ次第で10ヶ月ごろには落ち着かせることも十分可能です。
成犬になっても落ち着かない原因
「いつまでも犬が落ち着かないな」と思う飼い主さんは、まずは原因を考えてみましょう。思春期真っ盛りの子犬を相手にしている方は、「ストレスや有り余る体力にどう対応すべきか」を考え直してみるとわかりやすいかもしれません。
- 犬が興奮した状態のまま相手をしている
- 落ち着かせるしつけトレーニングを行っていない
- アイコンタクトが取れない
食事やお散歩のたびに吠えたり、走り回ったり興奮状態になる犬はたくさんいます。ただ、犬が興奮したまま対応してしまうと「吠えればいいんだ!」などと覚えてしまうので要注意です。
成犬になっても落ち着かない場合の対処法
成犬になっても落ち着かない原因を把握出来たら、次に以下のような対処法を行ってみましょう。
しつけトレーニングを行う
しつけトレーニングは成犬になってからでも間に合います。まずは呼び戻し「おいで・まて」を身につけさせましょう。さらに、「おすわり・ふせ」で落ち着かせるトレーニングを行います。
成功したらご褒美のおやつを与えてOKです。犬に「いいことがある!」と覚えさせ、犬自身に考えさせることを意識してみてください。
子犬の噛みつき行為は、この時期にしっかり対応しないと成犬になっても続いてしまいます。「噛んでいいのは犬用のおもちゃだけ」と教え、噛まれたら冷静な低い声のトーンで「だめ」またはスルーをしてください。
犬が落ち着く環境を整える
犬が落ち着く環境かどうかも見直す機会も持ちましょう。犬は狭くて暗い穴蔵のような場所を好む生き物です。リビングの一角にケージやクレートやサークルを設置し、犬が落ち着ける環境を用意してみてください。
「来客時に吠えて騒いでしまう」という場合は、おやつを入れてサークルの中で過ごさせて飛びつきや走り回る行動を制御します。「ハウス」を教えておくと、病院へ行く際や災害時にも役立つのでぜひトレーニングを行ってみてください。
まとめ
元気な子犬に手を焼いてしまうのは仕方ないことですが、今だけの可愛い時期だと思って頑張るしかありません。そして、根気よくしつけトレーニングを重ねることがとっても大切です!
犬が興奮状態になっている時に構うのはやめて、落ち着くまで無視することを繰り返してみてください。犬に「吠えてもいいことがない」と覚えさせるまで、何度も行っていきましょう。