犬がお尻でしている感情表現4つ
1.お尻をくっつけて「大好き♡」
犬は、飼い主にお尻をくっつけて寝たり、くつろいだりすることがあります。
これは、飼い主に対して好意があることを意味する行動です。犬は興奮して気持ちが高まっている時は、顔を舐めたり、抱っこをねだったりします。それに対して、お尻をくっつけるのは、リビングで飼い主とくつろいでいる時など、比較的落ち着いている時にすることが多いようです。
犬がお尻をくっつけてきたら、優しく撫でて応えてあげましょう。
2.お尻を向けてスヤスヤ「信頼してるよ」
朝目を覚ますと、愛犬のお尻がドーンと目の前にあったという経験はありませんか？
「お尻を向けて寝るなんて！」と思ってしまうかもしれませんが、これは犬にとって信頼の気持ちを表す行動です。
お尻は、敵に攻撃されると抵抗しづらい部分です。そのため、犬は信頼していない相手に対してはお尻を向けることはありません。弱点であるお尻を向けて寝るということは、あなたのことを信頼していることになるのです。
犬があなたにお尻を向けて寝ていたら、信頼してもらっていると喜んで良いでしょう。
3.お尻であいさつ「こんにちは！」
散歩中に他の犬に出会ったとき、愛犬がお尻を向けるとびっくりするかもしれませんが、これは犬にとって挨拶を意味しています。犬同士が挨拶をする時は、お尻を嗅ぎ合ってお互いの情報をチェックし合うのです。
お尻を嗅ぎ合いだしたら、お互いを受け入れている証拠です。もしかしたらその犬とは、犬友達になれるかもしれませんよ。
4.お尻を丸めて「怖いよ～」
犬がお尻を丸めて尻尾を足の間に入れている時は、なにかに恐怖で怯えています。尻尾がお腹に近づいていればいるほど、その恐怖の度合いは大きいでしょう。
このお尻の姿勢は、恐れの対象から身を守る、防衛の意味を持っています。雷が鳴ったり、苦手な動物病院へ連れていかれた時などによく見られます。
犬のお尻が丸まり怖がっている様子であれば、その恐怖の対象を取り除いてあげましょう。取り除くのが難しい場合は、優しく声をかけてスキンシップを取り、犬を安心させてください。
お尻で歩いている時は要注意！
犬が床にお尻を付け、後ろ脚を上げて前足とお尻でズリズリと歩くのを見たことはありませんか？その動きはとてもユニークで、思わず笑ってしまうかもしれません。
しかし実は、犬がお尻で歩くのは、肛門腺が溜まっているサインの可能性があるのです。
犬は肛門の斜め下あたりに、肛門嚢という袋があります。この袋には、匂いの強い分泌物が溜まり、定期的に体に排出させなければいけません。
大型犬などは、ほとんど犬自身が排便時に出すことができますが、小型犬など自分で排出できない犬もいます。そういった場合には、「肛門腺絞り」といって人間が手で絞り出さなければいけません。
もし分泌物が溜まったまま放置すると、肛門嚢が破裂し、穴が開いてしまいます。そうなる前に、犬の肛門腺絞りは定期的に行いましょう。トリミングサロンではシャンプーメニューに肛門腺絞りが入っていることがほとんどですし、動物病院でも絞ってもらうことが可能です。
まとめ
犬がお尻でしている感情表現を4つご紹介しました。あなたの愛犬がしているものはありましたか？
犬のお尻は可愛くて、見ているだけで癒されますよね。犬は感情表現豊かな動物ですが、お尻でも色んな感情を表現しています。よく観察して、愛犬の感情を読み取ってあげましょう。そうすれば、犬とあなたの信頼関係はますます強くなるはずですよ。
