他の犬との遊びが苦手な犬の特徴
愛犬が他の犬と上手に遊ぶことができないことを気にしている飼い主もいらっしゃるのではないでしょうか。よくある悩み事のひとつだと思います。「そんなこと気にすることないよ」と言われるものの、やはり不安だし心配だし、親心としては気になってしまうものですよね。
「他の犬と遊ぶことに興味がない」「ドッグランに行っても遊ばずにニオイを嗅いで回るだけ」「飼い主から離れようとしない」などの場合はそれほど深刻に悩まなくても大丈夫だと思いますが、他の犬に飛びかかったり咬みついたり、はしゃぎすぎて相手に迷惑をかけてしまうことがある場合には改善した方がよいと思います。
他の犬との遊びが苦手な犬の特徴や理由を解説しますので、悩んでいる飼い主さんはぜひお役立てください。
1.ひとりっ子
他の犬との遊びが苦手な犬には「ひとりっ子」という特徴があります。
ひとりっ子であったため、子犬の頃に兄弟喧嘩をしたこともなければ、兄弟姉妹犬と「他の犬との上手な遊び方」を学ぶ機会もなかったのです。母犬と離れ、いざ他の犬と遊ぶ機会が訪れた時、どのように遊んだらいいのか分からないのです。
ひとりっ子であった場合、母犬が遊び方を教えてくれると思うのですが、学ぶ前に引き離されてしまったのかもしれません。
このような場合には、母親代わりである飼い主が他の犬との遊び方を教えてあげなければなりません。上手に遊ばせる方法は、他の犬と遊ぶ機会をたくさん与えることです。
- 初対面の犬とも上手に遊ぶことができる犬
- 相手に合わせて遊ぶことができる犬
- 穏やかで優しく興奮することのない犬
- 体の大きさが同じくらいの犬
このような犬に一緒に遊んでもらうのがおすすめです。優しく遊びに誘ってくれますし、犬との遊び方や付き合い方を教えてくれますし、少しずつ他の犬との遊び方を学ぶことができると思います。
2.興奮しやすい
他の犬との遊びが苦手な犬には「興奮しやすい」という特徴があります。
嬉しくて、楽しくて、ついはしゃぎ過ぎてしまうのです。決して悪気はないのですが、興奮した犬を見ると離れて行ってしまう犬もいますよね。
興奮した犬に追いかけ回されたり押し倒されたりした経験がある場合、飼い主がそっと愛犬を引き離しに来ることもあります。(ただ一緒に仲良く遊びたいだけなのに…)と思ってしまいますよね。
上手に遊ばせる方法は、興奮が落ち着くまで待ってから遊びに参加することです。リードを短く持ち、しばらく周りの犬たちの様子をうかがってみましょう。
3.子犬の頃のようには遊ばなくなった
他の犬との遊びが苦手な犬には「子犬の頃のようには遊ばなくなった」という特徴があります。
子犬の頃は、わちゃわちゃと取っ組み合いのようになって遊ぶことがあります。追いかけっこも好きですし、体力を使い果たすほど元気に走り回って遊びますよね。
しかし、犬もおとなになるに連れて少しずつ落ち着いてきます。追いかけっこをすることもなくなれば、おもちゃで遊ぶこともなくなり、他の犬に興味を示さなくなることもあります。
飼い主や他の人から見ると(他の犬と遊ぶのが苦手なのかな?)と感じられるかもしれませんが、それは人が犬に「他の犬と一緒に走り回って楽しそうに遊ぶ姿」を期待しているからなのではないでしょうか。
成長して精神的におとなになった犬は、子犬や若い頃のように元気に遊ぶわけではありません。その場の雰囲気を楽しむかのように落ち着いて周りの犬の様子を観察したり、ニオイを嗅いだり、落ち着いた遊びをするようになるのだと思います。
好奇心旺盛なやんちゃ盛りの犬とは上手く遊べないことがあります。上手に遊ばせる方法は、同じように落ち着きのある犬と会わせてあげるということです。
まとめ
他の犬との遊びが苦手な犬の特徴を3つ解説しました。
- ひとりっ子
- 興奮しやすい
- 子犬の頃のようには遊ばなくなった
他の犬と仲良く遊ぶことができなくても大丈夫です。きっと、飼い主や家族と遊んでいる時の愛犬は楽しそうで満足した様子だと思います。
愛犬が本当に幸せになれる選択をしてあげてください。