肥満は万病の素…寿命が縮まるリスクも高まる
愛犬可愛さに食べたいを欲する分だけ食べ物を与えたり、運動を疎かにしていると、生活習慣病の代表格でもある『肥満』になってしまいます。
肥満は単に太るだけでなく、あらゆるリスクを発症する原因にもなります。年齢を重ねるごとに足腰への負担が大きくなったり、病気を発症する原因となったりすることも少なくありません。
犬は自分で肥満にならないようにと気をつけることができません。そのため、飼い主が日頃から肥満にならないよう、犬の生活習慣には気をつけてあげることが大切です。
今すぐ見直して!犬が肥満になる『NG生活習慣』5つ
犬が肥満になってしまうのは、日頃の生活習慣が主な原因です。ここでは肥満の原因となる『NG生活習慣』を5つご紹介します。当てはまる生活習慣が1つでもある場合は、すぐに改善しましょう。
1.ごはんやおやつの与え過ぎ
犬には今でも「食べられるものがある時に食べる」という野生本能も残っているため、ドッグフードやおやつは与えれば与えただけ食べてしまう犬も多いです。
しかし、犬は体格に応じて適切な食事量が決まっています。ドッグフードであってもおやつであっても、与え過ぎてしまうと肥満の原因になるので注意しましょう。
2.人間の食事を与えている
人間が食べる食事を分け与えているご家庭も多くありますが、基本的に人間の食事は犬にとってカロリーオーバーです。家族の食事を分け与えることが習慣化してしまうと、あっという間に肥満体型になってしまいます。
また人間が食べる食材の中には、犬にとって有毒な成分も含まれていることがあります。中毒症状により、下痢や嘔吐、呼吸困難などを引き起こす危険性もあるので、十分注意が必要です。
3.運動不足
散歩をはじめとした運動は、犬の体型維持にとっても重要な日課の1つです。適切な距離、時間を散歩することで足腰の筋肉の発達を促したり、有酸素運動による肥満防止が期待できます。
また、家の中でもおもちゃを使った運動(ロープの引っ張り合い、レトリーブなど)をさせることも肥満予防には効果的です。こうした日課を怠ると運動不足により、脂肪が燃焼されず肥満になってしまいます。
4.おもちゃなどによる知能遊び不足
肥満の原因は食べ過ぎや運動不足だけではなく、『退屈な生活』も影響していると言われています。そのため、知能遊びなどを取り入れて定期的に刺激を与えてあげることも大切です。
脳を使った知能遊びを行うことで脳を使い、程よい疲労感につながります。すると、不必要な食欲増進を防ぐことができるため、肥満の原因となる『退屈さ』を排除することができるのです。
5.スキンシップなどのコミュニケーション不足
飼い主からのスキンシップや遊びを通したコミュニケーション不足も、犬にストレスを与え肥満の原因になると言われています。
犬は人間と同様に、ストレスを感じると食欲が増してしまう傾向が見られます。そのため、コミュニケーション不足によりストレスを感じ、そのストレスを発散するために食欲が増し、必要以上にごはんやおやつを欲しがるようになってしまうのです。
要求に応えてしまうと食べ過ぎによる肥満原因につながるため、コミュニケーション不足にもしっかり対応する必要があります。
まとめ
いかがでしたか。意外と「NG生活習慣をやっていた」という人も多いのではないでしょうか。犬が肥満になってしまう生活習慣に心当たりのある方は、今日から改善し、少しでも愛犬の健康寿命が延びるよう管理してあげましょう。