犬にとって危険なインテリア・部屋の環境
1.犬が滑りやすい床
犬が滑りやすい床と言えば、フローリングですね。滑りやすい素材であるため、足や腰を痛めやすくなります。犬は滑ってしまった時、転倒しないようにバランスを取らなければなりません。その時に、足や腰の関節に大きな負担をかけてしまいます。
- フロアタイル
- クッションフロア
- カーペット
- ジョイントマット
- コルクマット
- ラグ
- タイルカーペット
このようなものを敷くことで、滑りにくい対策ができるのではないかと思います。ただ、デメリットもあります。
フロアタイルやクッションフロアは賃貸向きですが、費用が高額になりやすいです。カーペットは汚してしまうとお手入れが大変ですし、ジョイントマットやコルクマットは犬がホリホリするとすぐにボロボロになってしまいます。
犬にとって危険な滑りやすい床には、タイルカーペットが私のおすすめです。費用もかかりにくく、犬がホリホリしてもそう簡単には破れません。汚れてしまった部分だけ手洗いできます。
2.高さのあるソファー
高さのあるソファーは犬にとって危険なインテリアです。簡単に上り下りして見せると思いますが、とくに飛び降りる時に怪我をしやすいです。脱臼や骨折で病院へ運ばれてくる犬の中には、自宅でソファーなどの高い場所から飛び降りた時に怪我を負ってしまったケースもあります。
- 犬用の階段
- 犬用のスロープ
- ローソファー
このようなアイテムを使うことで高いソファーの危険度が少し低くなると思います。ただ、犬用であっても階段やスロープは、つまずいたり転倒したりしやすいものです。犬が安全に使用できるかどうかしばらく見守ってみてください。
最も安全な対策はローソファーにすることです。犬が飛び降りることなく使用できるため怪我をしにくいです。
3.観葉植物
観葉植物には、犬にとって安全な植物と危険な植物があります。もしも犬が誤って観葉植物を食べてしまった時、危険な植物であった場合には、すぐに病院で診察を受けてくださいね。
- パキラ
葉っぱや茎の部分には毒性はありません。「実」を食べてしまうと中毒症状が起きる可能性があります。
- ガジュマル
葉っぱが落ちやすく、犬が噛んで遊んでしまったり、食べてしまったりすることがあるかもしれません。葉っぱには毒性がありますが、とても弱いです。食べてしまっても症状は起きないと思いますが、誤って食べないように注意してください。枝を切った切り口からは白い乳液が出ますが、かぶれる場合がありますので注意してください。
- ポトス
ポトスの葉っぱは犬にとって大変危険な毒性を持っています。下痢・嘔吐・大量のよだれ・発熱・呼吸困難などの中毒症状を引き起こす恐れがあります。インテリアとして飾る時は絶対に犬の届かない場所に置くようにしてください。
4.コードやケーブル
部屋のあちこちにコードやケーブルがある環境は、犬にとって非常に危険です。噛んで遊んでいるうちに感電してしまい、口の中に火傷を負ってしまうことがあります。とくに好奇心の旺盛な子犬や何でも噛んで遊んでしまう癖のある犬は注意してください。
犬がコードやケーブルを噛んだことによって感電を引き起こすと、体に電気が流れ、障害を引き起こす恐れがあります。
具体的には、次のような例があります。
- 筋肉の硬直
- 筋肉の痙攣
- 心不全
- 肺水腫
感電した犬に触れると、人も危険です。落ち着いて行動するようにしましょう。不要なコードやケーブルはコンセントから抜いておく癖をつけるとよいと思います。
まとめ
犬にとって危険なインテリア・部屋の環境を4つ解説しました。
- 犬が滑りやすい床
- 高さのあるソファー
- 観葉植物
- コードやケーブル
お家の中に、犬にとって危険やインテリアや環境はありませんか？お留守番中の怪我や事故が起きてしまっては、悲しいだけでは済みません。
ぜひ愛犬のためのお部屋作りと安全対策の徹底をお願いします。
