️他の犬と遊ばせる際の注意点
相性を見極める
遺伝子が近い犬種は、統計的に見ると性格が類似しやすいと言われています。しかし、友好的な犬、臆病な犬…当然ながら、犬によって性格は様々で、皆が皆相性が良いとは限りません。
どちらかの犬が嫌がっている場合には相性の問題がありますので、まずは犬の気持ちを優先しましょう。
体格差に配慮する
あまりに体格差があると、万が一喧嘩になってしまったとき、体の小さな犬が怪我をするリスクが高まります。大型犬に温厚で優しい犬がいるのは事実ですが、力が強く、攻撃的な気質の犬もいます。
しかもじゃれ合ったり甘噛みして遊んでいたはずなのに、いつの間にか怪我をして出血している…ということも。潜在的リスクを鑑みて、犬の安全確保に努めてください。
️犬同士が仲良くなる方法は?
1.伏せをする
正面から向かってくる犬に対して、伏せのポーズをとって静かに待ち構える様子は「敵意はない」「仲良くしよう」というアピールになります。平和を好む犬が、争いを避ける意図があります。
口角のゆるみ具合、しっぽの動きがポイントになってくるので、犬の様子を観察してみましょう。
2.おしりの匂いを嗅ぐ
犬のおしりには「肛門腺」があり、そこから発せられるニオイから、犬の健康状態や年齢、体調が分かるそうです。ニオイが濃いほど相手のことがよく分かるので、仲良くなりたい犬には積極的に近づき、ニオイを嗅ごうとします。
左右の鼻の穴を器用に使い分けて、右脳と左脳に情報を届けているのです。
3.一緒に追いかけっこする
犬同士で遊ぶ時間は、飼い主と過ごす時間とは充実感が異なります。追いかけっこは良い運動となり、犬の動体視力を存分に発揮できる遊びです。
追う側、追われる側が時々入れ替わっているのであれば、社会性を学びながら、双方楽しく遊んでいる状況と考えられます。片方の犬が、一方的に執念深く追いかけるのはNGです。
️犬同士の仲良しサイン♡
近づいても怒らない
犬同士の距離が近くなっても怒る気配がなければ、お互いに気を許している状態と言えます。犬にもパーソナルスペースが存在するので、相手を受け入れていなければ、一定の距離を保ちます。
仲間や家族として認めているからこそ、近くにいると安心できるのでしょう。
お互いの体を舐める
犬同士、お互いの体を舐めて綺麗にする行為を『ソーシャルグルーミング』と呼びます。ソーシャルは「社会的」、グルーミングは「毛繕い」という意味です。
挨拶やコミュニケーション、思いやりを示す愛情表現で、セロトニンの分泌により心を安定させ、リラックス効果をもたらします。
行動がシンクロする
「視線の先が同じ」「同じポーズで寝ている」といった微笑ましい光景を見たことはありますか?仲良しな犬たちは、動き出すタイミングや行動パターンが徐々に似てくるようです。
1頭でも十分可愛いのに、完全一致で息ぴったりなシンクロを見せられたら、カメラやスマホを片手に、写真を撮らずにはいられなくなりそうです。
️まとめ
自由奔放に見えて、犬の世界には犬なりの暗黙のルールがあるようです。
犬がどこまで理解し、自発的に行動しているのか定かではありませんが、犬同士、秘密のメッセージを送り合いながら、絆を深めているのかもしれませんね!