多頭飼いに向かない犬の特徴
1.他の犬と仲良くできない
多頭飼いに向かない犬の特徴は、他の犬と仲良くできないことです。
- 唸る
- 吠える
- 飛びかかる
- 無視をする
このような態度を取ることがあります。他の犬が近距離に来ると怒る犬もいますし、近づくことさえ許さない犬もいます。
もしも2匹目の犬を迎えた時、その犬に対してこのような態度であったらどうでしょうか。お互いにストレスになってしまいますよね。仲良く一緒にお散歩したり遊んだり…ということは難しいと思います。
しかし、このような例があります。私は多頭飼いをしていますが、2匹目は保護犬でした。先住犬たちとは全く喧嘩をすることもなくすぐに仲良くなれたのですが、他所の犬に対しては9年以上が経った今でも威嚇します。
トライアル期間が設けられているなど、先住犬と2匹目に迎えたい犬候補を会わせることができるのであれば、相性を確かめてみてもよいのではないでしょうか。
2.独立心が強い
多頭飼いに向かない犬の特徴は、独立心が強いことです。日本犬の中では柴犬がとくに独立心が強い犬種として知られていますよね。飼い主とベタベタすることを嫌がる柴犬もいます。
先住犬が寂しくないようにと2匹目を迎えることを考えることがあります。しかし、独立心が強い犬にとっては有難迷惑になってしまうかもしれません。他の犬がいることで自分の時間をゆったりと過ごすことができなくなり、ストレスになってしまう可能性があるためです。
「構って!遊んで!」と他の犬がしつこく寄って来ても知らんぷりできる、全く気にならない、「勝手にして~」という性格であれば問題ないかもしれません。
お散歩の時やドッグランで遊ぶ時、他の犬に対してどんな態度であるかをよく見ておくとよいと思います。ツンデレなだけで、本当は他の犬と仲良くしたいと考えていることもあるからです。
3.独占欲が強い
多頭飼いに向かない犬の特徴は、独占欲が強いことです。
- おもちゃ
- ケージ(自分の専用スペース)
- 飼い主
このような物や人に対して独占欲が強い犬は、他の犬がやって来ることで、より独占欲を強めてしまうことがあります。興奮しやすくなったり、攻撃的になったり、精神疾患を患ってしまうことがあるかもしれません。
犬にとって、飼い主を他の誰かに奪われてしまうことは何よりもショックなことです。他の犬を少し撫でただけでヤキモチを妬いてしまう犬っていますよね。
おもちゃに対する独占欲がある場合、犬同士の喧嘩に発展してしまいやすいです。奪われまいと飲み込んでしまう可能性もあると思います。怪我や死亡事故を招く恐れがあり、大変危険です。
4.持病がある
多頭飼いに向かない犬の特徴は、持病があることです。
これは、持病がある犬は他の犬と暮らせない、ということではありません。「持病のある愛犬のお世話に専念してほしい」という気持ちです。
若いうちは症状も軽いです。しかし、加齢と共に進行しないとは限りません。悪化することもありますし、毎日痛みや苦しみに耐えながら生きている犬もいます。シニアになれば、どんな犬にも介助や介護が必要になります。飼い主の体にも心にも負担がかかります。医療費も高額になるかもしれません。
何より、持病のある犬にとっても、2匹目に迎えられた犬にとっても、我慢をさせなければならないことが増えると思います。
「持病が何か」にもよるかと思いますが、多頭飼いには慎重になるべきだと思います。私は手も足も不自由な犬と重度の皮膚病である犬の多頭飼いをしていた時、シニアや高齢になるにつれて体力的にも経済的にも本当に大変でした。
まとめ
多頭飼いに向かない犬の特徴を4つ解説しました。
- 他の犬と仲良くできない
- 独立心が強い
- 独占欲が強い
- 持病がある
多頭飼いをする時の見極めって難しいですよね。年齢が近い方が相性がいい場合もありますし、年齢が離れている方が仲良くなれる場合もあります。
何より、先住犬を優先してあげてほしいと思います。