犬が人におしっこをかけてしまう時の理由
1.退屈だったから
退屈な時、犬は人におしっこをかけてしまうことがあります。
よくあるのが、お散歩中に飼い主が立ち話をしている時の出来事です。飼い主が誰かと会話を楽しんでいる時、犬は立ち止まったまま待たなければなりません。退屈ですよね。(退屈だからこの人の足におしっこかけちゃお♪)というよりは、(ついでにこの人の足にもマーキングしておくか…)という感じなのだと思います。
もしくは「さっさと行こうよ~!」と言うために、飼い主の足におしっこをかけてしまうこともあると思います。
このような場合に、犬が人におしっこをかけてしまうことをやめさせる方法は2つあります。
- 長々と立ち話をしないこと
- どこでもおしっこをさせないこと
飼い主の立ち話が退屈で人におしっこをかけてしまうのであれば、挨拶だけ済ませてさっさと立ち去るのが吉です。
お散歩に出た時、普段からどこでもおしっこをさせている場合、物だろうと人だろうと構わずマーキングしてしまいます。周囲への迷惑行為でもありますので、おしっこは自宅で済ませるようにしてください。
2.嬉しくて興奮してしまった
嬉しくて興奮してしまった時、犬は人におしっこをかけてしまうことがあります。
人におしっこをかけようと思ったわけではないのです。興奮するあまり無意識におしっこが出てしまったのです。よく「うれしょん」と言いますよね。じゃれて甘えている時、おしっこが出てしまい、人の足元を汚してしまうことがあるのです。
うれしょんは興奮してしまうことが原因なのですが、お漏らしとは違います。犬や狼の本能としては、服従を意味する行為でもあるとされています。
このような場合、犬が人におしっこをかけてしまうことをやめさせる方法は「興奮させないこと」です。しかし、久しぶりの大好きな人との再会で、うれしょんしてしまうことってありますよね。この場合は、決して叱らないであげてくださいね。
3.よそ者にマーキングをしようと思った
よそ者にマーキングをしようと思い、犬が人におしっこをかけてしまうことがあります。
自宅に人が遊びに来た時、その人はよそ者ですよね。家族とは違うニオイがします。嫌いなわけでもなく、追い出したいわけでもないけれど、違うニオイがするからマーキングしておかなければ、という感じなのだと思います。
「この人は私に歓迎された人ですよ」という印なのではないでしょうか。もしくは、「この人は自分のものだ」という独占欲によるマーキングの可能性もあるかと思います。
このような場合、犬が人におしっこをかけてしまうことをやめさせる方法は「マナーベルトを着用しておくこと」です。
訪問者に対してマーキングをする癖がある場合、来客がある時だけでもマナーベルトを着用しておくと、おしっこをかけてしまうことを防ぐことができます。もしくは、他の部屋で待機してもらうという方法もよいのではないでしょうか。
4.そこにあったから
ドッグランでよく見られる光景なのですが、人の足におしっこをかけて回る犬がいます。たまたまそこに人の足があったからマーキングをしたのです。
犬は電柱やベンチや樹木にマーキングする傾向にありますが、おしっこをかけやすいのだと思います。人がジッと立っていたら、その足におしっこをかけやすいのではないでしょうか。
ドッグランでは犬におしっこをかけられたことに気づきにくいです。帰宅した時、何だか臭うな…と気づくことがあります。愛犬ではない犬におしっこをかけられると気分が悪いですよね。
ドッグランを利用する時、外でマーキングをしてしまう犬には必ずマナーベルトやマナーパンツを着用させてほしいです。犬が利用することを大前提としたドッグランとは言え、排泄を許可された場所ではありません。
他の利用者の迷惑になる行為をさせないための対策を万全にお願いします。
まとめ
犬が人におしっこをかけてしまう時の理由を4つ解説しました。
- 退屈だったから
- 嬉しくて興奮してしまった
- よそ者にマーキングをしようと思った
- そこにあったから
意図的に人におしっこをかけてしまう犬は滅多にいないのではないかと思います。別に困らせたいわけではないのです。
人におしっこをかけてしまう理由を知って、しっかり対策してあげることで他人に迷惑をかけずに済むと思います。