犬が服の上でゴロゴロ転がる心理
1.甘えたい
犬が飼い主の服の上でゴロゴロ転がるのは、甘えたいからです。大好きな飼い主自身に甘えることも、大好きな飼い主のにおいがする服に甘えることも、犬にとっては同じことのようです。
帰宅して、洗濯する前の脱ぎっぱなしの服の上でゴロゴロ転がるのは構わないのですが、外出前にこれから着ていく服の上でゴロゴロされると不都合もありますよね。抜け毛がつくことを嫌う人もいるでしょうし、犬臭くなるのではないかと心配される人もいるのではないでしょうか。シワになってしまうのも困りますよね。
犬が服の上でゴロゴロ転がるのをやめさせる方法は、犬の届くところに服を置かないことです。ソファーやベッドに置いておくのもよくないと思います。ハンガーにかけておけば、服の上でゴロゴロ転がられる心配はありません。
2.自分のにおいをつけたい
犬が服の上でゴロゴロ転がるのは、自分のにおいをつけたいからです。
服には、洗濯洗剤・柔軟剤・消臭剤・香水・汗・皮脂・体臭など、色んなにおいがついていますよね。喫煙者であればタバコのにおいもするでしょうし、食べ物のにおいが染みついていたり、他人のにおいがしたりする場合もあるのではないでしょうか。
そのにおいが気に入らなくて自分のにおいをつけたい犬もいます。気に入らないわけではないけど、ただ何となく自分のにおいを上書きしたい犬もいます。
犬が服の上でゴロゴロ転がるのをやめさせる方法は、嫌なにおいをつけて帰宅してしまった時は、すぐに洗濯してしまうことです。とくにタバコや香水などのきついにおいは犬が不快に感じるにおいです。どうしても消したくて自分のにおいを擦りつけたいことがあるのかもしれません。
3.服のにおいを自分につけたい
犬が服の上でゴロゴロ転がるのは、服のにおいを自分につけたいからです。ほとんどの場合、飼い主や大好きな人のにおいを自分に移したいのです。他にもその犬が好むにおいが染みついていることが服の上でゴロゴロ転がりたくなる理由かもしれません。
犬が服の上でゴロゴロ転がるのをやめさせる方法は、洗濯する必要のない服や後から着る予定のある服はハンガーにかける癖をつけることです。
お家に遊びに来た人が脱いで畳んだおいた服の上でゴロゴロ転がってしまうことがありますよね。床に置きっぱなしにするのもよくないですし、ソファーに置いておいてもゴロゴロしてしまうと思います。
4.グシャグシャにして遊ぶのが面白い
犬が服の上でゴロゴロ転がるのは、キレイに畳まれた服をグシャグシャにして遊ぶのが面白いからです。
その姿を飼い主が面白がったり、写真や動画に撮ったりしたこともあるのではないでしょうか。服の上でゴロゴロすると飼い主が面白がってくれる、一緒に遊んでくれると思い、癖になってしまっているのです。
洗濯物を畳んでいる時に限ってやって来て、服の上でゴロゴロ転がる犬もいますよね。服だけではなく、畳んで重ねられたタオル類の上でゴロゴロするのも好きですよね。
やめさせる方法は、一緒になって面白がらないことです。飼い主まで面白がってしまうと、犬は何度でも繰り返し行動したくなってしまいます。服の上でゴロゴロ転がることを悪いことだとは思わなくなってしまいます。
一度は面白がったり、写真や動画に撮ったりしたわけですから、後から「やめなさい！」と叱るのも犬を混乱させるだけです。洗濯物を畳む間は他の部屋で待っていてもらいましょう。
まとめ
犬が服の上でゴロゴロ転がる心理を4つ解説しました。
- 甘えたい
- 自分のにおいをつけたい
- 服のにおいを自分につけたい
- グシャグシャにして遊ぶのが面白い
犬が飼い主の服の上でゴロゴロ転がるのは、安心できたり、くつろぎたいからのようです。
そのため、怒鳴ったり叱ったりしないであげてください。あくまでも愛犬からの「大好き」のサインです。
