愛犬のために
1.生活リズムを整える
犬はもともと一日に獲物を求めて長距離移動をすることもあり、運動が大好きな動物です。どんなサイズの犬であっても、一日のうちに何回か、あるいは何分かの運動を必要とします。
小型犬であれば必要運動量は少なくなりますが、俗に『ターボエンジンを積んでいる』といわれるジャックラッセルや日本犬は、かなりの運動量を必要とします。
また大型犬であれば1時間の散歩を朝晩2回、あるいは歩くだけでなく思い切り走れる機会を与えるなど、犬の健康を考えるとなるべくたくさん散歩に連れ出してあげたくなりますよね。
となると、朝のお散歩の時間を確保するために人も早起きにならなければいけません。犬がいない生活なら「あと五分・・・」とついつい寝坊をしてしまう毎日も、犬が待っていると思えばあと三十分早く起きて外に行ってあげようと、つい頑張ってしまう人も多いのではないでしょうか。
また、早起きをしようと思うと、どうしても夜も夜更かしせずに早寝の習慣がつきますし、お酒なども控えて翌日に備えるようになっていくでしょう。季節や犬のサイズによっては朝の散歩だけでは足りずに、夜も散歩に出ることもあるかもしれません。残業どころではなく、早く帰って犬の世話をしたいとお仕事の効率も上がるかもしれませんね。
そして『お休みはインドア派』という人も、犬を飼うことによって「外で遊ばせてあげたい」と外出をするようになります。散歩にでればしっかり歩かなくてはいけないので、運動苦手な人もウォーキングをしらずしらずのうちに頑張っている、なんてこともあるのではないでしょうか。
2.お仕事をがんばる
犬を飼うということはたっぷりの愛情が必要です。しかし愛情だけでは不十分です。
犬には日々の食事代、毎年のワクチンやフィラリアのお薬代、ペットシーツ代、お部屋でいたずらした時の修理代、体調不良時の治療代、シャンプーやトリミング代、雑貨代など結構お金がかかるものです。
これらの費用を賄うためには、飼い主に十分な経済力が必要となります。経済力がなければ、愛犬にご飯をあげることもできなければ病気で苦しんだ時に治療もしてあげられません。
そう考えると、飼い主としてはお仕事をなんとしてもがんばることが必要です。
毎日生活していればちょっと嫌なことがあったり、お仕事を放りだしたいこともあるでしょう。しかしそこで愛犬の顔を思い出すことで「あの子の幸せな生活のためにも稼がなくては」とぐっと踏ん張れるようになる気がしませんか?
そんな義務感以外でも、お仕事の最中に(これが終わったらモフモフする♪)と愛犬の顔を思い出してエネルギーを充電したりする人も多いのではないでしょうか。私も一歳の愛犬が待っていると思うと、がんばって早く帰ろうと仕事の手が早くなります(笑)
まとめ
犬と生活するということは、多少の我慢が必要なこともあります。しかし犬がそばにいることはその我慢以上に幸せな気持ちになることができたり、生活に張りを持たせたり、あるいは自分自身を奮い立たせるするきっかけになったりと、人間に良い効果、変化をもたらしてくれるでしょう。
しかし頑張りすぎて体を壊してしまっては本末転倒なので、体力的、精神的に無理をしすぎてはいけません。愛犬にとって飼い主がいなくなってしまうことは最大の悲しみです。
適度に愛犬にエネルギーを充電してもらいながら、無理のない範囲で「頑張って」いきましょう。