犬が足を折りたたんで座る理由
①楽な姿勢だから
犬はよく、前足を折りたたんで胴の下に忍ばせたり、伏せをするときに前足を折りたたむように座ります。人間からすると、このように前足を折りたたんだり関節が曲がっていると、「痛くないの?」と心配になったり窮屈そうに見えますよね。
実は犬にとって前足を折りたたむ座り方は楽な姿勢で、ごく自然としてしまう仕草なんです。人間でいうと足を組んで座ったり、腕を組むなどの仕草と似てるかもしれませんね。
このように自然としてしまう仕草ということは、犬にとって特に意識している仕草ではなく、体を休ませたいときや気持ちを落ち着かせたいときにする仕草といえます。
②リラックスしているから
足を折りたたんで座る理由①で、犬が前足を折りたたんで座るのはごく自然な仕草の一つで、楽な姿勢とご紹介しました。つまり、この座り方をするときは犬は気持ちがリラックスしているといえます。
お家でくつろいでいるときや眠たそうにしているとき、散歩中に寄った公園で休憩しているとき、風に当たって気持ちよさそうにしているときなどによくみられる仕草でしょう。
寝ているときもこの座り方をすることがあり、飼い主さんは心配になって前足を伸ばしたり体の位置を変える方も多いかもしれませんが、逆に愛犬の睡眠を邪魔してしまうことになるので、そっとしといてあげましょうね。
愛犬が喜ぶマッサージをしてあげよう!
前足を折りたたむことができるほど、犬は関節の可動域が広い動物です。特に足は体全体を支え、歩くことや走ること、ジャンプすることに欠かせない体の一部です。これからも健康な体で過ごせるよう、愛犬をマッサージしてあげましょう。
犬の体をマッサージすることで得られるメリットはたくさんあります。
例えば、
- 飼い主さんにマッサージされることで、犬は喜びや信頼を感じる
- 血の巡りがよくなり、毛ツヤが美しくなる
- 体を触ることでコミュニケーションをとることができる
- 腫瘍やケガなどの病気の早期発見につながる
などが挙げられます。
マッサージの時間は5~10分がオススメです。犬は飼い主さんの気持ちに気付き同調する動物なので、飼い主さんも気持ちを落ち着かせてリラックスしながら行いましょう。
足の付け根のマッサージ
4本の指で少し押さえながら、「の」の字を書くように大きく動かします。特にダックスフンドやコーギーなど、胴が長い犬種は足の関節や股関節に負担がかかりやすいため、優しく入念にマッサージしてあげましょう。
足全体のマッサージ
飼い主さんの手全体で、犬の足を握るように軽く掴んでみましょう。注意が必要なのは、ポメラニアンやチワワのような骨が細くて弱い犬種は強く握ってはいけません。ケガをする恐れがあるだけでなく、痛みを感じたことでマッサージ嫌いになり、飼い主さんへの信頼も失ってしまいます。
まとめ
足を折りたたんで座る理由についてご紹介しました。足をクロスして座ったり伏せるのも、同じ理由といわれています。
このような座り方をしている理由を知ると、愛犬が同じ空間にいるときにこのような座り方をしていたら嬉しくてたまらないです。愛犬がリラックスしていて、飼い主さんを信頼している証拠ですね。