犬は撫でられることが好きな生き物
犬は飼い主さんに撫でてもらうことが大好き!決して嫌いな人に撫でてもらうことは好みませんが、信頼している飼い主さんに撫でてもらうことは愛犬にとっても至福の時間のようです。
犬が飼い主さんに撫でてもらいたい理由
犬は飼い主さんに優しく撫でてもらうことで安心し、リラックスすることができるのだとか。これは「撫でる」というスキンシップにより、犬の体内では幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が上昇するから。
「オキシトシン」は心に安らぎを与えて前向きな気持ちにしてくれるホルモンです。この「オキシトシン」が上昇することで、心を落ち着かせリラックスすることが出来るようですね。
そんな理由から犬は飼い主さんに撫でてもらうことを好みます。なかには「撫でて♡」と、催促するように背中を見せてくる犬もいるはず。愛犬を撫でることは信頼関係を築くうえでも大切なスキンシップのひとつです。
嫌がる撫で方をしてしまうと、逆にストレスを与えてしまいかねません。愛犬に喜んでもらえる「撫で方」をぜひチェックしてみてください!
犬の撫で方の基本を解説!愛犬が喜ぶ撫で方とは?
愛犬を撫でる時の撫で方や撫でるタイミングなどを解説していきます。
1.撫で方のポイント
愛犬が喜んでくれてリラックス出来るような撫で方の基本は、手のひら全体を使って力を入れずに毛並みにそって優しく撫でてあげること。愛犬が見えないところから突然触ったり、頭上から手を下ろし頭を撫でようとすると驚かせてしまったり、怖がらせる可能性があるので注意しましょう。
愛犬の心を落ち着かせリラックスするためのスキンシップであれば、飼い主さんの心が落ち着いていることも大切です。
犬は飼い主さんの気持ちを読み取ることがとても得意な生き物なので、イライラしているとその気持ちが伝わってしまいます。愛犬を撫でる時は飼い主さんも優しい気持ちで撫でてあげてください。
2.撫でられて嬉しい場所
犬が撫でてもらって嬉しいと感じる場所は個体差や体調によりやや異なりますが、一般的に「心地良い」と感じてくれるといわれる場所はいくつかあります。
- 背中
- 首周り
- 耳の後ろ
- あごの下
- お腹
- 眉間
- 腰
一般的に犬が撫でられることを好む場所ではありますが、全ての犬に当てはまるわけではありません。まずは背中など撫でやすい場所から優しく撫ではじめ、愛犬が好む場所を見つけてあげましょう。
愛犬が心地良いと感じてくれる場所を撫でると、リラックスして体の力が抜けたり、オスワリの状態でいた場合、気持ちよくて頭が下がるなど何らかの気持ちよさそうな行動が見られるはずです。ゆっくりと探してあげましょうね。
3.どんな時に撫でる?
愛犬を撫でるタイミングで一番良いのは「撫でてもらいたい!」と感じている時がベストです。犬は何らかの行動で「撫でてほしい」とアピールしてくることが多いので、その行動を見逃さないようにしましょう。
- 近寄ってくる
- 背中を見せてオスワリする
- お腹を見せてくる
- 膝の上に乗ってくる
- 飼い主さんの体にアゴを乗せる
- 前脚でタッチしてくる
犬のこれらの行動は飼い主さんに甘えたい、撫でてほしいなどと思っていることが多い時。甘えたい気持ちの要求でもあるので、毎回応じてしまうとワガママになってしまう可能性もあります。
可愛らしい行動でもあるので毎回撫でてあげたくなると思いますが「ダメな時はダメ」と言うことも教えてあげつつ、時間のある時はたっぷりと撫でてあげましょうね。
愛犬を撫でる時にしてはいけないこと
犬は撫でられることが好きな生き物ですが、どんな時でも撫でてもらいたいわけではありません。愛犬を撫でる時にしてはいけないこともいくつかあります。
1.ご飯と睡眠時は避ける
基本的に、ご飯を食べている時と寝ている時に愛犬に触れるのは良くありません。個体によっては「ご飯を取られる」と勘違いして、急いで食べようとしたり、ご飯を守るために唸りだすこともあります。
寝ている時も何度も撫でられるとしっかり寝ることが出来なくなってしまいます。食事と睡眠はゆっくりとらせてあげましょう。
2.驚かせないように注意
また愛犬が見えないところから触れようとすると、恐怖心を抱いてしまうことがあります。愛犬を驚かせることがないよう、飼い主さんの手が見えるところから撫でてあげましょう。
その他、撫でる手に力を入れすぎていたり、早い動きも不快に感じストレスを与えてしまう可能性があるので注意しましょう。
まとめ
愛犬を撫でるスキンシップは病気や怪我の早期発見にも繋がるというメリットもあり、信頼関係を築くうえでもとても良いコミュニケーションになります。愛犬に安心感を与えることも出来るのでストレスの軽減にも繋がるはず。優しく積極的に撫でてあげましょうね。