犬が迷子になる原因
1.庭に出していたらいなくなった
犬が迷子になる原因として圧倒的なのが、「庭に出していたらいなくなった」というものです。
塀で囲まれ、門もあると安心して庭に出してしまいますよね。身体能力の高い犬であれば塀を簡単に乗り越えてしまったり、小さく細身な犬であれば門のちょっとした隙間から出てしまったりすることがあります。
「ちゃんとリードで繋いでいたんだけど…」という飼い主もいます。しかし、首輪が抜けてしまったり、リードの繋ぎ方が甘かったり、劣化した金具が外れてしまうなどしたことが迷子の原因になることがあります。
やるべき対策としては「犬をひとりにしないこと」です。自宅の庭なのですから、もちろんノーリードで自由に遊ばせて構いません。ただ、飼い主が必ず終始見守ってください。
電話がかかってきた、トイレに行きたいなど、短時間でも目を離す必要がある時は犬も一緒に室内に戻ってください。
2.ドアや窓から出て行ってしまった
訪問者が玄関のドアを勝手に開けてしまい、犬が出ていってしまうことがあります。足音やインターホンの音を聞き、ドアが開くのを待っていたのです。
稀ですが、「ごめんくださーい」と言いながら玄関のドアを勝手に開けてしまう人っていますよね。これは、鍵のかけ忘れをなくすことで犬の脱走と迷子を防ぐことができます。
そして、飼い主が室内の窓を開けた瞬間、外に飛び出して迷子になる犬もいます。幼い子供がドアや窓を開ける時を狙って脱走する犬もいます。犬は本当に賢いので、一度よい経験をしてしまうと簡単に覚えてしまいます。いつもドアや窓が開く瞬間を狙っているのです。
やるべき対策は「犬を玄関立ち入り禁止にすること」でしょうか。ペットガードを利用するとよいと思います。
3.雷が鳴ってパニックになり脱走してしまった
雨の日に迷子になる原因のほとんどが、雷の音に驚き、「パニックになって脱走してしまうこと」です。
お散歩中ではなく、自宅からの脱走が多いです。やるべき対策は、天気予報を確認する癖をつけることと脱走対策です。
雨予報や雷注意報が出ている時は、外で暮らす犬は玄関や室内に入れてあげてください。スペースがない場合は、外用の犬小屋にも扉付きや鍵付きのものがありますので買い替えを検討しましょう。
どうしても外に排泄に行かなければならない場合は、雷が去ってから行くようにしましょう。お散歩中に首輪が抜けたりリードが外れたりすると、交通事故に遭う危険性が高まります。雨の日は車のドライバーの視界も悪くなるため避けるのが難しくなります。
4.トリミングサロンからいなくなった
残念で悲しいことなのですが、「トリミングサロンから脱走」し、迷子になってしまう犬がいます。スタッフの不注意が原因です。連絡を受けた飼い主は本当にショックだと思います。
「そっくりな犬が女性とお散歩していた」といった目撃情報が寄せられることがあります。保護された方がするべき連絡をせず、飼ってしまっているケースです。
しかし、「自分の犬だ」と証明することが難しい場合があります。こういったことが起きた時のためにやるべき対策は「マイクロチップの装着」なのではないでしょうか。100%確実に自分の犬だということを証明することができます。
誘拐されてしまった時、災害時にはぐれてしまった時などにも迷子の犬と飼い主とを確実に結び合わせるものです。犬自身が所持する身分証明書のようなものなのではないでしょうか。
まとめ
犬が迷子になる原因を4つ解説しました。
- 庭に出していたらいなくなった
- ドアや窓から出て行ってしまった
- 雷が鳴ってパニックになり脱走してしまった
- トリミングサロンからいなくなった
犬の迷子が発生する場所の80%ほどが「自宅」だとされています。お散歩中はわずか14%ほどです。
暮らす環境として、愛犬の安全を守るための対策が不十分だということなのではないでしょうか。