犬のトラベルマナー
1.首輪・ハーネス・リードは絶対に持って行く
飼い主が背負うタイプのキャリーバッグに入って移動する時も、ペットカートに乗って移動する時も、首輪・ハーネス・リードは絶対に持っていってください。念のために持っていくというだけでもよいのですが、やはり着用しておくのがベストです。
首輪やハーネスには「鑑札」「迷子札」を付けておくとより安心です。犬が迷子になってしまった時、確実に飼い主の元に帰るためのものです。
地面を歩かせるのであれば、リードは必須ですよね。ロングリードではなく、普通のリードを持っていきましょう。観光地など人が集まる場所では、リードを短く持って歩くのがマナーです。
2.トイレトレーニングを済ませておく
トイレトレーやペットシーツを使って排泄することができるよう、「トイレトレーニング」を済ませておきましょう。旅行に限らず、どこへ行くにも必須のマナーだと思います。
電柱・草むら・空地・公園・道端など、自由に排泄をさせる飼い主もいますが、その場所は犬の排泄が許可された場所ではないはずです。個人が所有する場所かもしれません。
旅行先では、犬を連れているというだけで嫌な言葉をかけられたり、冷たい視線を浴びたりすることがあります。理由はやはり「排泄問題」です。
「うちの犬は外でなければ排泄できない」という言葉をよく耳にしますが、トイレトレーニングしてみましたか?飼い主が途中で諦めたのではありませんか?
トレーやシーツで排泄できないのであれば、マナーベルト・マナーパンツ・おむつなどを着用し、町を排泄物で汚すことのないようにしましょう。
「おしっこに水をかけるのがマナー」は、間違ったマナーです。よいマナーだと勘違いしている人がいまだに少なくありません。くれぐれもご注意ください。
3.予防医療を徹底しておく
狂犬病の予防注射を受けさせることは飼い主としての義務です。済ませてからお出かけしましょう。
混合ワクチンの接種・フィラリア症の予防・ノミやマダニの寄生予防は任意です。愛犬の命を守るための予防医療です。必ず済ませておきましょう。
- 狂犬病の予防注射
- 混合ワクチンの接種
この2つに関しては、接種証明書の提示を求められることがあります。ドッグランを利用する時、ホテルや旅館などの宿泊施設を利用する時などです。
証明書を忘れてしまった場合、予約していた施設に宿泊することができなくなってしまうことがありますのでご注意ください。
狂犬病の注射済票と鑑札は日頃から首輪やハーネスにつけておくと忘れずに済むと思います。
4.マナーポーチを用意する
マナーポーチとは、基本的には犬の排泄物を処理するためのグッズを入れておくためのものです。
- トイレットペーパー
- ウェットティッシュ(除菌タイプ)
- ポリエチレン袋
- ポリエチレン手袋
- うんち用の袋(においが漏れないタイプ)
このようなグッズがあると便利です。うんちを捨てて帰るというのはなかなか難しいと思います。持ち帰るためのグッズを用意しておきましょう。
5.ブラシ・粘着ローラー(コロコロ)を持って行く
犬の抜け毛が落ちてしまったり付着してしまったりすることを少しでも防ぐため、ブラッシングができるようブラシを持って行くとよいと思います。抜け毛を取り除くための粘着ローラーもあると便利です。
犬同伴OKのお店もあると思いますが、基本的には人が利用することを目的としたお店です。犬と一緒に利用することを前提としていません。お店のご厚意によって同伴できるというものです。
そのため、周りには犬を嫌う人もいます。不潔だなと思われる人もいます。抜け毛が1本落ちただけで怒る人もいます。
飼い主や家族の服に付着した犬の抜け毛も粘着ローラーで取り除いてから入店するとよいと思います。
まとめ
犬のトラベルマナーを5つ解説しました。
- 首輪ハーネスリードは絶対に持って行く
- トイレトレーニングを済ませておく
- 予防医療を徹底しておく
- マナーポーチを用意する
- ブラシ粘着ローラー(コロコロ)を持って行く
愛犬を連れて旅行する時は、利用する施設や周りの人々への配慮がとても重要になります。
愛犬の健康と安全を守るための用意や対策も、ぜひ万全にした上でお出かけしてくださいね。