犬の幸せは飼い主で決まる!
犬と一緒に暮らすと、とても幸せですよね。実際に、『犬を飼っている人は、飼っていない人よりも幸福度が高い』というデータも出ています。犬は飼い主を幸せにしてくれる存在なのです。
幸せを与えてくれる犬に対して「この子も幸せになってほしい」と思う飼い主さんは大勢いると思いますし、犬を家族に迎えたならば、幸せにするのが飼い主の義務だといえます。
犬がどのような生涯を送るかは、飼い方次第です。「犬の幸せは飼い主によって決まる!」と言っても過言ではないでしょう。
犬が幸せになる飼い主の特徴とは
では具体的に、犬が幸せになる飼い主にはどんな特徴があるのでしょうか。
1.犬に関する正しい知識を持っている
犬が犬らしく快適に暮らすためには、犬とはどのような動物なのかを飼い主が知っておく必要があります。
犬は人間と長く暮らしていますが、人間とは違う習性をたくさん持っています。狭い場所の方が落ち着いたり、地面を掘るのが好きだったり。そのような習性を知り、犬にストレスを溜めさせない工夫を飼い主はしてあげなくてはいけません。
また、犬に関する情報はどんどん新しくなっていきます。たとえば、昔は犬のしつけといえば「上下関係を厳しく教える」といわれていましたが、現在では「犬と信頼関係を結ぶ」ことが重要だといわれています。犬を幸せにするためには、正しい知識を学び続ける姿勢を、飼い主が持たなければなりません。
2.メリハリのあるしつけができる
犬と飼い主がお互い幸せに暮らすためには、信頼関係を築くことが大切です。犬に対していつも厳しく怒ってばかりいると、飼い主にとっては飼いやすい犬になるかもしれませんが、犬はオドオドしてばかりになってしまうでしょう。
逆に、甘やかしてばかりいると犬がワガママ放題になり、人間と一緒に暮らすのが大変になってしまいます。愛情を与えつつ、ダメなことはダメだとしっかり教えましょう。可愛がるときと、しつけをするときは区別して、メリハリのあるしつけをする飼い主は、犬から「この人は信頼できる!」と思ってもらえるのです。
犬は信頼できる人と一緒にいることで安心し、幸せに過ごすことができます。
3.犬の健康管理ができる
犬が幸せに暮らすためには、「飼い主による健康管理」がとても重要なポイントです。犬は体調が悪いことを隠そうとする性質があります。些細な変化に気づけるように、日頃から犬の様子を観察しておくと良いでしょう。
ワクチンによる病気の予防や、与える食事を考えて体重を管理することも大切です。どれだけ気をつけていても、病気やケガをしてしまうこともありますが、早めに気づいてあげること、そして獣医の指示を受けて適切なケアをしてあげることが、飼い主として重要な役割になります。
4.犬の気持ちを考えて行動できる
犬は人の言葉を話すことができません。飼い主は行動や表情から、犬が今どう思っているのかを考える必要があります。
もともと犬は群れで生活していましたので、仲間とのコミュニケーションを大切にする動物です。そのため、飼い主が気持ちをわかってくれない時には、寂しく感じたり、がっかりしてしまいます。
犬のそのような心理状態に対応するために、カーミングシグナル(犬が仕草で感情を伝えること)の意味を学び、仕草や表情から犬の気持ちを察してあげましょう。自分の気持ちを考えて不安を取り除いてくれたり、遊んでくれたりする飼い主は、犬にとって安心できる存在となります。
5.犬と向き合う時間を作る
犬は、飼い主とスキンシップやコミュニケーションを取ることで喜びを感じる動物です。そのため、「仕事があるから…」と長時間お留守番をさせたり、食事を与えるだけで触れ合わないという生活は、犬にとって大変なストレスになります。
どれだけ忙しくても、犬と向き合う時間を持つよう努力しましょう。そんな飼い主と暮らすことを、犬は望んでいるのです。
まとめ
犬が幸せになる飼い主の特徴をご紹介しました。ご紹介した特徴に共通するのは「大好きな犬を理解しよう、向き合おう」とする気持ちが根本にあることです。
飼い主が犬を理解しようと心がけ、向き合ってくれていれば、犬も嬉しく幸せな気持ちになります。さらに、犬に「大好きだよ」という気持ちを伝えてスキンシップを取れば、もっと幸せな気持ちが強くなるはずです。
これからも大切な愛犬と、お互いに幸福度をあげていきましょう。