犬が人を好き嫌いする心理
1.接し方が上手か
犬が人を好き嫌いするのは、犬との接し方が上手か下手かによって判断するからです。それは相手が他人であろうと、飼い主や家族であろうと関係ありません。
犬は犬との接し方が上手な人を好きになります。とくに遊び上手な人はよく好かれます。ドッグランで犬たちに囲まれる人を見かけますが、犬との遊び方をよく知っている人で遊び上手な人です。
犬は人に撫でられたり褒められたりすることも好きなので、撫で上手で褒め上手な人はよく好かれます。撫でられて嬉しい部位は犬によって違うので、飼い主に聞いてみる、もしくは探りながら撫でてみるとよいと思います。
褒め上手というのは、何でもかんでも褒めればよいというわけではありません。叱るべきことはしっかり叱る。褒めるタイミングを見極める。これができると犬から好かれる人になれると思います。
2.物静かで落ち着いているか
犬が人を好き嫌いするのは、物静かで落ち着いている人を好み、せっかちで騒がしい人を嫌うからです。分かりやすいのが、お年寄りと子供です。
物静かで落ち着いており、優しく声をかけてくれたり優しく体を撫でてくれたりするお年寄りは犬に好かれやすいです。突然走り出したり大声を出したり、予測できない行動をする騒がしい子供は犬に嫌われやすいです。
他人の犬と接する時、せっかちで騒がしい人は犬を興奮させてしまいやすいということにも注意しなければなりません。飼い主からも嫌われてしまうことがあります。
心を落ち着かせてから接すること。大きな声を出さないこと。ゆったり行動すること。騒がしくしないこと。焦らないことなどを意識してみるとよいと思います。
3.お世話の配慮が行き届いているか
犬が人を好き嫌いするのは、その人が自分のお世話をどのような気持ちで行っているかを判断しているからです。
細かいところまで配慮することができる、痒いところに手が届くようなお世話をしてくれる人を犬は好みます。
「爪は短く切ればいい」「ブラッシングは毎日した方がいい」などと、単にやればいいと思ってお世話すると犬に嫌われてしまいます。意識するべきなのは、何のためのお世話なのかということです。
(怪我をしないように、安全を守るために爪の長さを整えてあげよう)(皮膚の健康を守るために、毛玉ができて痛い思いをさせないためにブラッシングしてあげよう)
このような気持ちでお世話をすることができる人は、犬から好かれます。
4.犬との散歩が習慣になっているか
犬は散歩に連れて行ってくれる人に対して好き嫌いをすることがあります。
朝晩の散歩を習慣にしている人は好かれやすいです。自分の気分や都合次第でお散歩に行く人は、犬から嫌われやすいです。
例えば、家族間でこのようなことがあります。
(お父さんの役割)
- 朝晩の散歩のみ
(お母さんの役割)
- トイレの後始末と掃除
- ケージの掃除とベッドを整える
- ごはんの用意
- 動物病院に連れて行く(診察やお予防薬の処方)
- トリミングに連れて行く
- 怪我や病気をした時の介助や看病
ほとんどのお世話をお母さんがやっているのに、散歩に行くことしかしないお父さんの方が好きで懐いている…。(何でなの!?悔しい!)という時がありますよね。
犬の散歩は、犬の好奇心を満たすものです。ストレスの発散にもなります。体力やエネルギーを使うので、体も心も満たされます。
犬のための散歩をする、ということを意識してみると、好かれやすくなると思います。気分や都合次第でお散歩に行ってるな…という人はぜひ意識してみてください。
まとめ
犬が人を好き嫌いする心理を4つ解説しました。
- 接し方が上手か
- 物静かで落ち着いているか
- お世話の配慮が行き届いているか
- 犬との散歩が習慣になっているか
犬は好き嫌いを表現することが得意です。しかし、あまり表現しない犬もいます。飼い主には忠実で他人には無関心な犬もいます。
嫌われているわけではないということもありますので、あまりガッカリしないでくださいね。