犬が部屋を荒らす心理
帰宅したら愛犬に部屋を荒らされていた…。犬の飼い主なら、誰もが一度や二度は必ず経験すると思います。事後を叱っても仕方がないし、まだ幼いから…と許してしまうのではないでしょうか。
どんな犬でも、子犬の頃は物を破壊してしまったり部屋を荒らしてしまったりするものです。3歳~5歳くらいになると少し落ち着くでしょうか。10歳にもなると、部屋を荒らすなんでことは滅多になくなります。
しかし突然、高齢である犬が部屋を荒らすようになってしまうことだってあります。(今日に限って?)なんてこともあります。
なぜ部屋を荒らすのか、犬の心理を探ってみましょう。やめさせる最善の方法が見つかるきかっけになるかもしれません。
1.退屈しのぎ
犬が部屋を荒らすのは、退屈しのぎです。お留守番中だけではなく、飼い主に構ってもらえない退屈な時間にも部屋を荒らしてしまうことがあります。
ふと愛犬のことを思い出した時、やけに静かだな…と姿を探してみると別の部屋でイタズラをしていた、ということがありますよね。犬用のおもちゃを与えていたとしても、しばらく遊んでいれば飽きてしまうものです。
こんな時のやめさせる方法は、「先に遊んであげること」です。お留守番をさせる前、家事や作業で忙しくする前に遊んであげます。お散歩に行くのもよいです。体力を使うのが最もよいと思います。
帰宅したら、作業が終わったら、たくさんお散歩に連れて行ってあげよう!ということが多いと思いますが、逆にしてみてください。
2.探索したい
犬が部屋を荒らすのは、(探索したい)という心理による本能的な行動です。好奇心を満たすための行動なんです。とくに目的とするものはありません。部屋のあちこちを探索してみて、何かよいものを見つけられたらラッキー!くらいの気持ちだと思います。
(このニオイは何だろうか?)と、そのニオイの正体を探り、見つけ出す。犬の本能的な行動であり、遊びとして行っていることもあります。
畳んでおいた洗濯物を出しっ放しにしていると必ずグシャグシャにされてしまいます。犬の手や鼻先が届く場所に置かれたゴミ箱も中身を全部出してしまいます。テーブルの上に置きっぱなしの物も同じです。これは何だ?と確かめるために舐めたり噛んだりします。破壊されてしまっても仕方がありません。
やめさせる方法は2つです。
- 荒らされて困る部屋には、愛犬が立ち入れないようにすること
- 物を出しっ放しにせず、片づける癖をつけること
人間側の負担が増えますが、長い目で見ればお互いの平和のために必要な手段です。
3.発散させたい
犬が部屋を荒らすのは、不満やストレスを発散させたいからです。お留守番させられることに不満なのです。何で一緒に連れて行ってくれないの?という不満をぶつけるかのように部屋を荒らしてしまうのです。
日頃のストレスを発散させるため、飼い主の目が離れている時に限って部屋を荒らすのです。お風呂から上がったら部屋が荒らされていた、なんてこともありますよね。
やめさせる方法は、「不満やストレスを溜めさせないこと」です。発散してもらうためにできる簡単な方法はお散歩に行くことです。体力を使うことが何よりも不満とストレスの解消になります。
たまには愛犬の方から「もう疲れたから帰ろう!」とアピールしてくるくらい、お散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
犬が部屋を荒らす心理を3つ解説しました。
- 退屈しのぎ
- 探索したい
- 発散させたい
やめさせる方法として、長時間のお留守番にはペットカメラの利用もおすすめできます。愛犬の様子を見守ることができますし、マイクを使って声をかけてあげることもできます。