「ペット歯みがき」の重要性を再確認
北関東で最大級のドッグランを誇る群馬県前橋市にある『世界の名犬牧場』。こちらは、様々な種類の犬と触れ合ったり、遊んだりすることができるドッグコミュニティパークです。犬の飼い主さんはもちろんペットを飼っていない人でも、子どもから大人まで楽しむことができると大人気のスポットです。
この世界の名犬牧場で、去る6月12日(日)、「ペットのための歯みがき教室」が開講されました。この歯みがき教室は、各回5組限定の予約制となっていましたが、大好評のため問い合わせが殺到!
この教室では、ペットの『歯みがきマン』として日本各地でペットの歯みがきを普及する取り組みを行う『日本ペット歯みがき普及協会』の代表、赤津徳彦さんから、「犬の歯みがきの重要性」について教えていただくことができました。
この日参加した15組の参加者に「普段から犬の歯みがきをしているかどうか」を尋ねてみると、「している人」と「そうでない人」の割合はほぼ半々という結果に。歯みがきをしている人もそうでない人も、愛犬と一緒にその重要性を学ぶことができました。
まずは愛犬との信頼関係から!
まだ歯みがきをしたことのない犬に対して、いきなり歯ブラシを使って歯を磨こうとしても簡単にできることではありません。犬の気持ちになってみると、飼い主さんが怖い顔をして正面から見たこともない棒を口に入れようとしているわけですから、怖いのは当然ですよね。
赤津代表によると、『犬の歯みがきをするために最も大切なことは、わんちゃんと飼い主さんとの間に信頼関係を作ることだ』とのことです。続けて『積年の汚れをたった1日で落とそうとするのではなく、少しずつできることを増やしていくことが大事』と説明されると、参加者は大きく頷いていました。
段階的にできることを増やしていこう!
少しずつできることを増やしていくことの重要性を理解した飼い主さんたちは、赤津代表のレクチャーを受けながら、実際に歯みがきシートを使った歯みがきに挑戦!
愛犬が暴れないようにするテクニックや、「触らせてくれたら必ず褒めてあげる」というようなポイントをおさえながら、飼い主さんたちは徐々に歯みがきに慣れていきました。
最初は暴れ回っていた犬が、シートでの歯みがきに少しずつ慣れていく様子に、飼い主さんからは驚きの声もあがりました。
教室終了後に、今回参加した飼い主さんにお話を伺ってみました。
- 「歯みがきの大切さを学んだので、今日から少しずつ習慣にしていきたい」
- 「無理して磨こうとするから嫌がっていたことが分かったので、少しずつできることを増やしていきたいです」
今回歯みがき教室に参加された飼い主さんたちは、皆さんポジティブな感想を述べていらっしゃいました。
普段からのケアが問題の早期発見に
『犬の口の匂いが気になるから歯をみがく、なんとなく気が向いた時にだけケアをするというのではなく、犬がまだ小さい時から習慣にすることが大事』と赤津代表は語ります。普段から歯みがきをしていれば、たとえば口の右側を触らせてくれなくなった時に「何か痛みがあるのかな」などと愛犬の異常にすぐに気がつくことができるからです。
人間と同じで、犬も歯周病になります。そしてその歯周病が原因で、大きな病気につながってしまうことも。
愛する犬の健康寿命を伸ばすために、日々の歯みがきはとても重要です。飼い主の皆さんもぜひ日々の習慣にしていきましょう!
▼一般社団法人日本ペット歯みがき普及協会のHPより、口腔ケアのための唾液腺マッサージのレクチャー動画を見ることができます!
口腔ケアのための唾液腺マッサージ
次回歯みがき教室の開催確認はこちら!
全国47都道府県で「ペットの歯みがき教室」開催を目指す『日本ペット歯みがき普及協会』。次の開催予定は協会HPから確認することができます。
お住まいの近くで開催される際には、ぜひ足を運んでみてください!