鳴き方や仕草もポイント!犬が飼い主に喋りかけてくる心理5つ
犬は言葉が話せない代わりに、ボディランゲージや鳴き声で気持ちを伝えてきます。そのため、飼い主に喋りかけるように鳴いている時は、何かを伝えようとしていることが多いです。ここでは、犬が飼い主に喋りかけてくる心理を5つご紹介します。
1.「楽しいね!」「嬉しい!」
犬が高いトーンで「ワンワン!」と興奮したように鳴き声を上げている時は、楽しい、嬉しいといったポジティブな気持ちを伝えていることが多いでしょう。
一緒に遊んでいる時、おやつがもらえる時など、愛犬にとって嬉しいことがあった時に、飼い主を見て「楽しいね!」と楽しい時間を共有しようとしたり、「嬉しい!ありがとう」というように嬉しい気持ちを伝えていたりします。
歩き方や動きにも軽快さが見られたり、口角が上がり表情が穏やかに見えるといった様子が見られることも多いです。
2.「不安だよ」「寂しいよ」
いつもより弱々しい声で「クゥーン」と鳴き、まるで飼い主に何かを訴えかけるように上目遣いで見上げてくることはありませんか。これは不安を表す時に出す鳴き声です。
何か不安に感じる出来事が起こっていたり、飼い主が外出することを察知して寂しさを訴えかけている時に見られることが多くあります。
外から聞きなれない音が聞こえる、チャイムが鳴った、体に違和感があるといった時にもこのような鳴き声で不安を訴えることがあります。体に異常が見られないか注意深く観察しましょう。
3.「これが欲しい!」「これをやって!」
「クゥーン」という鳴き声でも、少し力強く「クゥーン、クゥーン」と何度も鳴いて訴えてくる場合は、犬が飼い主に要求している可能性が高いです。
例えば、散歩に行く時間になっても散歩に行こうとする気配がないため、飼い主に対して「散歩の時間だよ!連れて行って!」と訴える時にも「クゥーン、クゥーン」と訴えかけてくる犬は多いです。
他にも「おやつが欲しい」「お腹すいたよ」「もっと遊んでよ」といった要求を鳴き声で訴えかけていることもありますよ。
4.「痛い!」「びっくりした!」
突然「キャン!」と甲高い声で力強く1回だけ鳴くことはありませんか。これは主に、犬が痛みなどの衝撃を感じたときに驚きのあまり出す鳴き声です。飼い主が誤って足を踏んづけてしまったり、歩いた拍子に痛みを感じたりといった時に見られます。
もしも足を踏んづけるなど、外部からのアクションがない時に「キャン!」と叫ぶような鳴き声を上げた場合は、足周辺に怪我を負っていたり、背中〜足にかけて痛みを伴う病気を発症している可能性が考えられます。
痛みを庇うような仕草や行動は見られないか観察し、なるべく早めに動物病院へ連れて行き診てもらいましょう。
5.「やめてよ」「近づかないで」
「ヴー…」と唸ったり、低く太い鳴き声で「ワンワン」と吠えかける時は、相手に対して拒否や警戒を持っていることを表しています。
「やめて」「これ以上近づかないで」「こっちにきたら攻撃するぞ」といった脅しにも似た心理が隠されているので、無理に近づくことは禁物です。
主に知らない人や他の犬に見られることがあり、このような態度をとっている時は、飼い主が落ち着かせてあげる必要があります。興奮状態に入る前にその場を離れたり、慣れているコマンド指示を出すことで冷静さを取り戻してあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主に喋りかけてくる時、鳴き声やその時に見せる仕草や行動で心理が異なります。正しく心理を解釈し、愛犬が飼い主に何を望んでいるのか理解できるよう、日頃から愛犬の様子を観察するよう心がけましょう。