1.トイレのあと始末
本来は、犬の排泄については、各家庭の敷地内ですべて済ませから散歩に行き、公共の道路や公園、他人の家の前などで排泄をさせない、というのが理想なのだそうです。
しかし、実際に犬を飼っていると、そうは行きませんよね。ですから、散歩中のおしっこやうんちの処理は、できるだけ人に迷惑をかけないというのが飼い主さんのマナーでしょう。
おしっこをしたら水で流す、ペットシーツで吸収するなどの対処が必要です。うんちはウンチ袋に入れて持ち帰り、下痢の場合にはティッシュやペットシーツで処理し、水で流すなどの配慮も必要です。
帰宅後に水洗トイレに流せるように、あらかじめ水に溶けるトイレットペーパーを内蔵した、手作りの専用のウンチ袋を活用なさっている方も多いですね。
2.他人の犬におやつを無断で与える
犬も入れる公園などでは、愛犬家が夕方に集まっている様子もよく見られます。愛犬家同士の交流は、食事から病気、お悩み、近所での防犯情報まで、様々な情報交換ができるのが嬉しいものです。
長話が続くと、そろそろ愛犬におやつをあげようかと思う方もいらっしゃるでしょう。その際、うちの犬だけにあげては、他の犬に悪いから…という気持ちから、あまりなじみのない居合わせた犬にまで、おやつをふるまう飼い主さんがいます。
でも、その犬にアレルギーがあったり、病気やダイエットなどの関係から、オヤツは決まった素材や、まったく与えないという教育方針を持つ飼い主さんもいます。ですから、これもご法度、というわけです。
3.人への飛びつき
人なつこい犬、だれでも好きな犬、というのは、とてもいい性格の持ち主です。しかし、人が好きすぎるために、散歩中に会った相手にかまわず飛びつく、というのはあまりよくないですね。
中、大型犬の場合
中、大型犬の場合には、前足でパッと飛びついてしまった瞬間に、飛びつかれた人が転
してしまうかもしれません。例えば、小柄な女性、子供、お年寄りなどには、特に注意が必要です。
小型犬の場合
「うちは小型だから、大丈夫」と言って、安心してはいけません。小型犬でも、力の加減、加速によって、飛びつかれた相手が驚いてしまうということもあるでしょう。犬の体形に関わらず、飛びつく、という行為はNGです。
≪犬が飛びつく理由≫
ここで、犬が人に前あしをかけて飛びつく理由について説明をさせてください。人なつこい犬、というのは、つまり、人が大好きな犬です。好きだからこそ、飛びつきたい気持ちはわかります。
敬愛と親しみを込め、人の顔を舐めたいという気持ちから、人の顔のそばにできるだけ近づきたいために、前足をかけてリーチを縮めようとしますが、これは犬の持つ習性とも言えます。
しかし、現代において家庭で飼育される犬については、この「飛びつきグセ」は必要のないものだと、わたくし個人は考えています。この飛びつきグセによって生じるメリットはあまりなく、かえって、顔舐め、テーブルの上の物色、爪による車への引っかき。時にはマウンティングという行為にまで発展してしまうこともありますので、デメリットの方が多いのではないでしょうか。
まとめ
今回は初めて犬を飼った人がやりがちな『散歩での絶対NGマナー』3選をお送りしてきました。最近は、ロングリード、伸縮リードの事故も多くなっていますのでお気を付けください。TPOに合わせたマナーを守りながら、愛犬と初夏の散歩をエンジョイしたいですね。