犬が急に小食になる原因
1.食事の時間が変わったから
犬が急に小食になる原因には「食事の時間が変わったから」ということがあります。飼い主の都合によって、食事の時間が変わってしまったのではないでしょうか。
いつも朝7時に起きるのに今日は11時に起きてしまったという時、愛犬の朝ごはんの時間も延びてしまいますよね。夜も同じです。帰宅する時間が遅くなってしまった日は、愛犬の夜ごはんの時間も遅くなってしまいます。
神経質で敏感な犬は、理解できないいつもとの違いが原因になり、食欲がなくなってしまうことがあります。お腹は空いているはずなのですが、食べきれないことも。また、夜遅くなってしまった時は、消化作用によって睡眠が邪魔されてしまう恐れがあるため、本能的に食べないという選択をすることがあるかもしれません。
とくに犬が急に小食になる原因として多いのが、「次の食事までの時間が短い」ということです。昼12時に食事をし、夜7時に食事をするとなると、夜ごはんを残してしまうことがあるかもしれません。
まだ昼に食べたごはんは十分に消化されていなかったり、お腹が空いていなかったりするのです。
2.ドッグフードが変わったから
犬が急に小食になる原因には「ドッグフード変わったから」ということがあります。普通食から療養食に変わった時に起こりやすいです。
飼い主の(たまには違う種類や味も食べさせてあげたいな♡)という気持ちでドッグフードを変えた時などにも、急に小食になりやすいです。少しずつ切り替えるのはよいですが、急に丸ごと変えてしまうと、犬がお腹を壊すことがありますのでくれぐれもご注意ください。
療養食が原因で急に小食になってしまった時は、以前のドッグフードに毎日少しずつ療養食を加えるようにして、慣れさせてあげるのもおすすめです。療養食は病気の治療のために動物病院で処方されるフードですので、食べない場合はまず動物病院に相談しましょう。
3.疲れてしまったから
犬が急に小食になる原因には「疲れてしまったから」ということがあります。
トリミングに行った日やお出かけをした日など、精神的または肉体的に疲れてしまった時、急に小食になることがあります。食べることよりも先に寝ることで体を休ませたいのかもしれません。疲れすぎて食欲が落ちてしまっているのかもしれません。
自宅に戻ってしばらく休んだ後、体力も食欲も回復すると思います。次の日にはしっかり食べられるようになっていると思いますので過剰な心配はいりません。
数日経っても小食のままで食欲が回復しない、元気がない、下痢や嘔吐などの症状がある場合には病院で診てもらいましょう。
4.飼い主に対して不満があるから
犬が急に小食になる原因には「飼い主に対して不満があるから」ということがあります。
わざとごはんを食べ残したり全く食べなかったりすることで自分に気を引こうとしているのかもしれません。心配して過剰に構ったり甘やかしたりしてしまうものですよね。それを狙っているのです。
スキンシップやコミュニケーションが足りないこと、お散歩や遊びの時間が足りないこと、なかなか構ってもらえないことに腹を立て、わざと心配させるようなことをしてしまうのではないでしょうか。
5.病気の可能性
犬が急に小食になる原因には病気の可能性もあります。
胃や腸などの消化器系の病気である時、食べたものを未消化のまま嘔吐してしまったり、軟便や下痢が続いてしまったりすることがあります。
避妊手術を行っていない高齢の女の子の場合は子宮蓄膿症という病気の可能性も考えます。小食になる一方で水を大量に飲むようになることがあります。陰部から膿のような分泌物が排出されるなどの症状も見られます。すぐに病院へ行ってください。
歯周病や歯痛によって、硬いドライフードを上手く噛むことができず、小食になってしまうことがあります。歯石や口臭が気になっているはずです。すぐに歯科検診を受けてください。
他にも体調不良から少食になってしまう病気は多数あります。大好きなおやつも食べない場合はわがままではなく病気の可能性が大です。すぐに受診するようにしましょう。
まとめ
犬が急に小食になる原因を5つ解説しました。
- 食事の時間が変わったから
- ドッグフードが変わったから
- 疲れてしまったから
- 飼い主に対して不満があるから
- 病気の可能性
急な小食がその日1日だけの一時的なものなのであればそれほど心配はいりません。他に症状がないか確認し、しばらく様子を見てください。
急な小食が数日続くようであれば、他にも何か症状が出ているはずです。見逃しているかもしれません。様子を見ないで、動物病院を受診しましょう。