『犬が夢中になるおもちゃ』トップ5!おすすめの使い方や注意点を解説

『犬が夢中になるおもちゃ』トップ5!おすすめの使い方や注意点を解説

人間にとって、遊びが子供だけではなく大人にも大切なように、犬にとっても遊びはとても大切なものです。年齢に関係なく、遊びから得られるものは多いのです。犬がおもちゃで遊ぶ時に求めているものは何なのでしょうか。犬が夢中になるおもちゃや、その使い方、おもちゃで遊ぶ時の注意点などについて解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬にとっての遊びとおもちゃの必要性

飼い主と遊ぶ犬

映画『マイ・フェア・レディ』の原作『ピグマリオン』を書いた劇作家のジョージ・バーナード・ショーの言葉に『人は老いたから遊びをやめるのではない。遊びをやめるから老いるのだ』というものがあります。

大きな功績を残した実業家達の多くも豊かな遊び心を持ち続けて、仕事と遊びの境が曖昧だった方が多いといわれています。このように、遊びには人の能力や思考力を養う力があるのです。

犬にとっても同じで、犬は遊びから運動能力、予期せぬことへの対処能力、社会的関係の構築、狩猟方法などを学ぶことが分かってきました。特におもちゃを使った遊びには、「狩りの代替え」という要素が強いようです。

つまり、おもちゃ遊びのポイントは「いかに狩猟欲求を満たせるか」であり、満足度が高ければ高いほど、犬はそのおもちゃに夢中になるのだと考えられます。

狩猟欲求を満たす行動

追いかける犬

人と一緒に暮らす前の犬達にとっての最大の関心事は、狩りでした。狩りをすることが、生きていくということだったからです。それは、人と一緒に生活をするようになった現代の犬達の中にも、本能という形で残っています。

犬達の狩りのスタイルは、獲物を追いかけ、捕まえて咥え、振り回して弱らせ、噛み付いて仕留めるというものです。そのため、おもちゃを使って「追いかける」「捕まえて咥える」「振り回す」「噛み付いて仕留める」という行動を再現できれば、狩猟欲求を叶えられるでしょう。

これらの行動を1回の遊びですべて再現するのは難しいので、飼い主さんが一緒に遊びながら上手におもちゃを使い分けて調整してください。

「犬が夢中になるおもちゃ」とは

ロープのおもちゃを咥えた犬

1.ロープのおもちゃ

ロープのおもちゃは使い方次第で万能な働きをします。投げて持って来させれば、「追いかける」と「捕まえて咥える」を叶えられます。また飼い主さんと一緒に引っ張りっこ遊びをすれば、「振り回す」ことができます。ロープでひとり遊びをすれば、「噛み付いて仕留める」欲求も満たせます。

2.ボール

ボールでも持って来い遊びができ、「追いかける」と「捕まえて咥える」欲求を満たせます。ただし、口の中にすっぽり入るサイズのボールは危険です。誤飲をして喉に詰まらせ窒息してしまう可能性があるため、口に入らないサイズの大きめで破れにくい丈夫なものを選びましょう。

3.フリスビー

ボールと同様に、フリスビーも持って来い遊びで「追いかける」と「捕まえて咥える」ことができるおもちゃです。公園や広場など、かなり広いスペースで遊ぶ場合の選択肢に良いでしょう。硬い素材のフリスビーは、空中でキャッチした時に歯に当たってしまうと歯が欠けることがあります。硬さに注意してください。

4.ぬいぐるみ

人形を咥えた子犬

ぬいぐるみは、「噛み付いて仕留める」欲求を満たせます。中には、ぬいぐるみと仲良くなって一緒に眠る子もいますが、基本的には「噛みつかせるおもちゃ」だと考えて良いでしょう。

また、嚙んでいるうちに破れてしまい、中の綿を引き出してしまうこともあります。遊ばせる時は必ず目を離さず、誤飲事故を防いでください。ゴム製などの壊れにくい人形を選ぶといった工夫も良いでしょう。

5.知育玩具

知育玩具でおやつ探し

コングのように中におやつを仕込み、食べるために頭を使わせるおもちゃや、ノーズワークのようにおやつを隠してニオイで探させるようなおもちゃを知育玩具といいます。

いずれも、知恵や嗅覚などの能力を使わないとおやつを食べられないため、時間がかかります。しかし最終的にはおやつを食べられるため、達成感を得られるというのも大きな特徴です。

実際に狩りをする場合にも、犬達は知恵や能力を使って工夫しますので、それを体験させるおもちゃだといえるでしょう。おやつを手に入れるまでは夢中になって取り組みますので、お留守番の際に活用すると良いおもちゃです。

おもちゃで遊ばせる時の注意点

おもちゃで一緒に遊ぶ

事故防止

愛犬がおもちゃに夢中になって遊ぶ時には、擬似的な狩りを体験しています。狩りでは相手を捕まえて仕留めるわけですから、はたから見ているとその内容は乱暴で、おもちゃを壊してしまうような勢いの時もあるでしょう。

壊れたおもちゃの破片でケガをすることもあれば、破片もしくはおもちゃを丸ごと飲み込むこともあるでしょう。原則、おもちゃで遊ばせる場合はひとりっきりにせず、飼い主さんが見ているようにしましょう。留守番用の知育玩具は、できるだけ丈夫なものを選び、壊れかけていないか等を毎回事前にチェックしましょう。

上手な終わらせ方

ボールを返す犬

遊び終わったら、必ずおもちゃを回収して片付けてください。その際に気をつけることは、決して無理矢理おもちゃを取り上げないことです。せっかく狩猟欲求を満たすことができたのに、最後に飼い主さんに獲物を横取りされて終わるのでは、かえって欲求不満になってしまいます。

そのためにも、「ハナセ」とか「チョウダイ」などの指示で咥えていた物を手放すようにしつけておきましょう。これは、食べてはいけないものを口にしたときにも役に立ちます。

まとめ

犬と遊ぶ家族

犬にもそれぞれ個性があるため、どのおもちゃに夢中になるのかは犬によって異なります。しかし、犬にとっての狩猟本能は共通です。狩猟本能を満たすことのできる、「追いかける」「捕まえて咥える」「振り回す」「噛み付いて仕留める」という行動を再現できるおもちゃで、愛犬の欲求を満たす遊びを行いましょう。

おもちゃを上手に利用することで愛犬の欲求を満たすだけでなく、能力を伸ばし飼い主さんとの絆も深められます。犬が老いたからといって遊びをやめるのではなく、老化防止のためにできる範囲で遊びを続けたいものです。

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