カメラ目線をしない犬の心理
1.緊張を紛らわせようとしている
写真を撮るときに飼い主さんは動かないで!と大きな声を出して犬を驚かせた経験はありませんか?
犬にとって目を逸らすのは敵意がないことを表しています。犬はカメラが出てくると良くないことが起こると思い、気分を落ち着けようとしているのかもしれません。
2.こっち向いてと言われても見えない
犬の視力は悪く、人間の0.2~0.3程度と言われています。認識できる色も少ないので、嗅覚や聴覚も使って景色を見ています。
動体視力は良いので動く生物やおもちゃははっきりと見えます。しかし静止してしまうと見えなくなってしまいます。
写真撮影でこっち向いてと言われて人間なら一点を見ることができます。ところが犬は動かないものを認識できないので、一点を見続けることができないのです。
3.ごほうびを待っている
おやつを前にしてマテをするとき、犬が目線を逸らすことはありませんか?全ての犬がやるわけではありませんが、おやつを見ないようにして我慢する犬なりの工夫です。
写真撮影のあとにおやつをあげる飼い主さんはたくさんいるでしょう。犬はこのあとおやつがもらえるとわかり、我慢するために正面の飼い主を見ないようにして動くのかもしれません。
かわいい写真を撮るには
小道具を使う
犬に集中してもらうにはおやつやおもちゃがあると良いです。視覚以外で認識できるように音の出るおもちゃを使ったり、少し動かしたりすると犬はカメラの方を向いてくれます。口笛に反応してくれる犬もいます。
小道具とカメラを1人で持って撮るのは大変なので、なるべく他の人に手伝ってもらいましょう。
遊んでいる最中に撮る
犬が遊んでいる最中なら自然でかわいい表情が撮れます。犬に声をかけ、振り返った顔もかわいいので撮ってみましょう。
人間だって長時間じっとしているのが辛くて、固い表情になってしまいがちです。楽しい気分でいるときの方が柔らかくなります。
全力疾走などはブレてしまいますが、カメラの連写を使うのもおすすめです。
犬が怖がらないようにすることが大事
フラッシュや音は立てない
神経質な犬は光や音で怖がっているのかもしれません。フラッシュの光は目に悪いので、撮影には使わないようにしましょう。音も立てないように設定したら犬が落ち着いてくれます。
カメラを怖がっているかどうかチェック
犬の中にはレンズが大きな目玉に見えて怖いという子もいます。また撮影者の顔の一部が隠れてしまって怖がる場合もあります。
本格的なカメラで撮りたい人はいますが、犬がカメラを怖がっているようであればスマホを使うようにしてあげてください。
犬が撮影場所を怖がっていたら落ち着かせる
景色の良いところにお出かけしたら人間は撮影したくなりますね。ですが知らない場所に行くと緊張してしまう犬がいます。犬からすると記念撮影どころではありません。
犬が緊張していたら飼い主は体をくっつけたり撫でたりして、なるべく落ち着かせてあげてください。
また犬だけでなく飼い主と一緒に撮る、到着してすぐではなく時間が経って犬が慣れてきたら撮るといった工夫が必要です。
まとめ
モデルのようにカメラ目線で決めて撮るのも良いですが、何気ない日常の写真でも犬はかわいく見えます。
普段から写真をよく撮り、犬の記録を残してください。犬は人間よりも早く成長して年を取ります。体が大きくなった、白髪が増えてきたなどの変化がわかり、毎日を大切にしようと思えます。