部屋が犬臭くなる原因
排泄物
部屋が犬臭くなる原因として、最も大きなものが排泄物でしょう。室内飼いをされている犬の多くは、部屋の中にもトイレが用意されていて、そこで排泄をします。もちろん、うんちの場合はすぐに取り除き、おしっこの場合はシーツを交換するなどの対応をしている人がほとんどだと思います。
しかし、トイレをしたことにすぐに気がつけないこともありますし、留守番中の場合は数時間放置することになります。排泄物が部屋の中に置かれた状態が続くと、どうしてもそのにおいが部屋中に充満して、室内にあるものに移ってしまいます。
また、トイレシーツの上で排泄をしていても、目には見えないほど細かい尿のしぶきがトイレの外に飛んでしまうことも。。それらの積み重ねで、排泄物のにおいが部屋に残ってしまうことは珍しいことではありません。
体臭や口臭
犬の体からは、どうしてもにおいが発生します。人間のように毎日お風呂に入るわけではありませんし、歯みがきをしても完璧に磨き上げることは難しいので、無臭状態にすることはできないでしょう。
そのため、いわゆる「獣臭」と呼ばれるような動物特有のにおいがしてしまうことは多く、部屋の中に長時間いることで、そのにおいが部屋自体に移ってしまうこともあります。
雑菌の繁殖
犬は散歩に出たあとも、毎回シャンプーなどをするわけではないので、どうしても体に汚れが残ってしまいます。そのため、犬の体や使っているベッドなどに雑菌が繁殖してしまうことがあり、それが原因でにおいを発生することもあるのです。
特に、湿度や温度が高い状態は雑菌が繁殖しやすいので、梅雨や夏場には清潔を保つためのこまめなケアが必要になります。
以上のような「犬臭さ」の原因を踏まえたうえで、ここからはその臭いを消す方法をご紹介します。お部屋の状況等で結果は変わってくると思いますので色々試してみてくださいね。
1.こまめな洗濯や消臭ケア
部屋の中のにおいの主な原因と考えられるのが「布製品」です。布はにおいを吸い込んでしまうため、犬の体や排泄物から発せられるにおいも吸着し、それが残ってしまいます。
愛犬と過ごす部屋がリビングの場合、カーペットやソファ、クッション、カーテン、タオルなど様々な布製品が置かれていると思います。それらのにおいを解消するためには、やはり洗濯をすることが最も効果的です。
洗濯することでにおいを洗い流すことができますが、簡単に洗えないものの場合は日光に当てたり、消臭スプレーを活用したりしてにおいを消すためのケアをこまめに行うことが大切です。においがついてからできるだけすぐに消臭することが望ましいので、1日の終わりに部屋の消臭ケアをする習慣をつけるといいでしょう。
2.床や壁の拭き掃除
タオルやクッションなどの布製品はこまめに洗っていても、部屋に犬臭さが残っている場合は、部屋自体ににおいがついてしまっていることが考えられます。
においは床や壁紙などにもつくので、それらを固く絞った雑巾などで拭き掃除すると、においがすっきりと消える場合があります。
また、天井の掃除をすることはあまりないかもしれませんが、天井面の壁紙にもにおいがついていることは十分考えられます。大掃除のときなど危険のない範囲で拭き掃除をしてみるといいでしょう。
3.犬の食事お手入れを見直す
犬の体から発せられているにおい自体が強い場合は、食事内容やケアの方法を見直してみるのもおすすめです。人間でも同じことが言えますが、体臭や口臭は食べるものが変わることで大きく変わります。そのため、体臭が強くなったと感じたときは、食べさせているものの内容をしっかりと確認し直してみましょう。
また、口臭が強い犬も多いので、こまめに歯磨きをして口内の清潔を保つことも大切です。これは、においだけでなく歯周病予防にも大いに役立つことなので、手を抜きがちな人はぜひ本格的に口腔ケアに取り組んでみてください。
まとめ
可愛い愛犬と部屋のなかでまったりと過ごす時間は、飼い主にとって最高に幸せなときだと思います。しかしながら、その部屋に犬のにおいが染みついていたら、決して心地良いものではないでしょう。
今回ご紹介した内容を参考にして、愛犬と楽しく過ごしながらも、飼い主さんが心地良く過ごしたり気兼ねなく人を招いたりできる空間を作ってくださいね。