犬を飼うまではわからなかった大変なこと・幸福なこと
1.家を探すこと
犬を飼う時、愛犬と一緒に引っ越しをする時、家を探すことの大変さを知りました。
ペット可とあるけれど、中型犬や大型犬はNGと断られてしまうことがあります。体重20㎏もある犬を「片手で抱えることができるならOKです」と言われることもあります。
小型犬可とあるけれど、チワワはOK、ちょっと大きめのトイプードルはNGと断られてしまうことがあります。柴犬も小型犬なのですが、断られてしまいやすいようです。小型犬としつつ超小型犬なのかもしれません。
愛犬と暮らすことが可能な家ではあるけれど、室内や周辺の環境が犬には全く適さないということもありますよね。
2.健康を管理すること
犬の健康を管理することは、考える以上に大変です。
犬は少し体調が悪いくらいでは表現してくれません。症状に気づく頃には悪化し、重症であることがほとんどです。その分、治療や手術などで犬への負担が大きくなります。かかる費用も高額になります。
定期健診として血液検査をされる飼い主は多くいます。春になると、フィラリア症の感染の有無を調べるための血液検査と同時に健康診断を行う動物病院が多いからです。
しかし、血液検査だけでは知ることのできない症状や病気があります。私の愛犬は血液検査では「健康」「非常によい」という結果でしたが、エコー検査では尿結石、レントゲン検査では心不全が見つかりました。
毎年様々な検査を受けていると、愛犬にかかる医療費が検査費用だけで高額になってしまうことがあります。それでも愛犬の命には代えられません。
金銭的にも大変な思いをするかもしれませんが、小さな不調を表現できない犬だからこそ、健康管理は怠らないであげてほしいです。
3.家族ができるということ
犬と暮らしてわかる幸福は「家族ができる」ということです。
こんな私を信頼し、こんな私に命をあずけ、毎日一緒に暮らしてくれます。何ひとつとして文句を言わず、お散歩の時間や食事の時間も飼い主の都合に合わせてくれます。そして、一生涯、毎日欠かすことなく愛情表現をしてくれます。
これは「犬」という家族だからこそ実現されることです。相手が「人」であれば実現されません。人であれば、信頼できない日もありますし、疑ったり裏切ったりする日もあります。文句を言いたくなる日もあれば、口喧嘩をする日もあります。
恥ずかしいという気持ちから愛情を表現することがなくなり、相手からの愛情を失ってしまうこともありますよね。
犬という家族は、人という家族に対して、愛情の大きさや深さを変えることがありません。もちろん、信頼関係があってこそです。毎日毎日、私の重い愛情を受け取ってくれるのも愛犬だけです。
4.社交的になれること
犬と暮らすことで社交的になれることも幸福のひとつだと思います。
愛犬とお散歩しているだけで色んな人が声をかけてくれます。私が一人で歩いていても誰も声をかけてくることはありません。
犬友達もできましたし、性別や年齢に関係なく仲良くなることができます。歳の離れた友達って、意外と楽しくて嬉しいものです。犬を連れている者同士というだけでも声をかけやすいですよね。
ご近所さんと話しをするようになったきっかけを作ってくれたのも愛犬でした。私よりもずっと社交的で人が好きな愛犬なんです。
私は内向的な性格です。愛犬とのお散歩がなければ外に出る機会が少ないです。愛犬とお散歩に出なければ、他人と関わることもないでしょう。私と同じような人はきっと多くいらっしゃると思います。
まとめ
犬を飼うまではわからなかった大変なこと・幸福なことを4つ解説しました。
- 家を探すこと
- 健康を管理すること
- 家族ができるということ
- 社交的になれること
犬を飼うことは安易なことではありません。可能であれば犬の譲渡会に参加してみてください。あなたが犬を飼う人に相応しいかどうかを判断してもらうことができます。相応しくないと判断された場合、犬を譲渡してもらうことはできません。
大変なことも幸福なことも、どちらも正しく理解し、犬を迎えるとよいと思います。