しっぽがクルクルしている犬種
1.柴犬
しっぽがクルクルしている代表と言えば!柴犬なのではないでしょうか。
柴犬のしっぽには「巻き尾」と「差し尾」の2タイプがあります。柴犬の飼い主さん、あなたの愛犬はどちらのタイプのしっぽをお持ちでしょうか。
しっぽがクルクルしているのが巻き尾、巻くことなく前方に傾斜するような形状になっているのが差し尾です。柴犬に最も多いのは、クルクルしている巻き尾です。差し尾は非常に珍しいのです。
柴犬のしっぽをもっと細かく分けると9タイプあります。
- 右巻き尾
- 左巻き尾
- 右二重巻き尾
- 左二重巻き尾
- 車巻き尾
- 半巻き尾
- 差し尾
- 半差し尾
- 太刀尾
ダブルコートで分厚く、もっふもふで少し硬めで、クルクルしているのが柴犬のしっぽの特徴であり魅力だと思います。夏はボリュームダウンしてしまうので、冬の分厚いボリューム感たっぷりなクルクルしっぽが恋しくなりますね。
2.秋田犬
秋田犬のしっぽはクルクルしている巻き尾です。そして、短毛のクルクルしっぽを持つ秋田犬と、長毛のクルクルしっぽを持つ秋田犬がいます。
秋田犬のスタンダードは短毛ですよね。全身の被毛が短いのが特徴です。長毛のクルクルしっぽを持つ秋田犬の被毛は「ムク毛」と呼ばれており、突然変異によって起こる長毛種なのだそうです。
スタンダードではないこと、ほとんど一般に流通しないことから、長毛の秋田犬の存在を知らない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
知られるようになったきっかけには、テレビ番組にも出演した「わさお」の存在が大きいと思います。今現在でも長毛種の秋田犬が故意に繁殖されることはないため、長毛のクルクルしっぽを持つ秋田犬に出会えるのは貴重なことだと思います。
3.パグ
パグのしっぽはクルクルしていますが、柴犬や秋田犬の巻き尾とは違います。スクリューテイルと呼ばれるしっぽです。もともとは骨の形成異常なのだそうです。らせん状に巻いているという特徴があります。
パグのクルクルしっぽであるスクリューテイルは、走り回ったり転げ回ったりしても怪我をしにくいとされています。また、しっぽの特徴によって肛門の周りの通気性がよいため、衛生面を保ちやすいのだそうです。
4.アフガンハウンド
アフガンハウンドのクルクルしっぽは、リングテイル(輪尾)と呼ばれています。円を描くように丸っとカーブしているのが特徴です。
アフガンハウンドは体の特徴が注目されますが、大型犬には意外と!?珍しい長毛種です。寒さにも暑さにも対応するために進化したとされています。ぜひ、クルクルしっぽにも注目して見てみてほしいです。
5.ポメラニアン
ポメラニアンのクルクルしっぽは、スクワーラルテイルと呼ばれています。ゆるやかな曲線を描いているのですが、柴犬の巻き尾のように背中までくるっと巻きこまないのが特徴です。ただ、しっぽの先端は背中に触れています。
短毛にカットされたポメラニアンのしっぽを見てみると、柴犬の巻き尾に見えることがあります。ポメラニアンの柴犬カットが人気ですよね。柴犬にもポメラニアンにも「たぬき顔」と「きつね顔」があり、似やすいのかもしれません。
ポメラニアンのクルクルしっぽと見た目がそっくりで、同じスクワーラルテイルを持つ犬種にはパピヨンがいます。
まとめ
しっぽがクルクルしている犬種を5つ解説しました。
- 柴犬(巻き尾)
- 秋田犬(巻き尾)
- パグ(スクリューテイル)
- アフガンハウンド(リングテイル)
- ポメラニアン(スクワーラルテイル)
同じクルクルしっぽにもそれぞれに特徴があり、呼び名にも違いがあります。
スタンダードとは違う特徴を持つ犬もいますので、愛犬のしっぽはどんなクルクルしっぽなのか、よく見てみると面白いと思います。