犬のウンチやおしっこは健康状態を確認できるバロメーター
皆さんは毎日、愛犬が出した排泄物を確認していますか。ウンチとおしっこは、その日の犬の健康状態がそのまま反映されていることが多く、健康状態を確認できるバロメーターになります。
ウンチの硬さや量、色、おしっこの量や色から健康であるか、あるいはどのような異変が体に起きているのかを知ることができるので、毎日必ずチェックしましょう。
また異変が見られたら、なるべくウンチは袋に入れて、おしっこはペットシーツなどに染み込ませて病院へ持って行くことをお勧めします。持ち込むことで犬の健康状態をより正確に診てもらうことができますよ。
犬の『健康なウンチ・おしっこ』の特徴は?
では、犬の『健康なウンチ』、そして『健康なおしっこ』はどのような特徴を持っているのでしょうか。毎日の排泄物チェックの時に参考にしてください。
1.犬の健康なウンチの特徴
一般的に、健康な犬のウンチは以下の特徴が揃っています。
- 茶色
- いつも通りの臭い
- 太すぎずいつも通りの量
- 掴んでも形が崩れない程度の硬さ
このような特徴が揃っているウンチは正常な証拠です。食べたものやドッグフードを切り替えたなどのタイミングでは、少々柔らかくなったり、色が変化したりすることもあります。
しかし、翌日、翌々日には元に戻ることが多く、異変が見られても大きな変化でなければ問題はありません。様子を見ましょう。
2.犬の健康なおしっこの特徴
続いておしっこです。毎日複数回排泄される犬のおしっこは健康な場合、以下の特徴を持っています。
- 淡い黄色〜少し濃い黄色
- 1回の量や頻度にいつも通り変化ない
おしっこを確認する際は、主に頻度や出た時の量、そして色が重要です。特に色は淡い黄色が最も健康的な色とされており、朝のおしっこは少し濃い黄色をしていることもあります。
また、健康な犬は毎回おしっこの量が均一であることが大半です。頻度もあまり大きく変わらないため、こうした点を目安に確認しましょう。
こんな『ウンチ・おしっこ』は要注意!病院に行くべき特徴は?
健康状態を知る上でウンチやおしっこに異変が生じていた場合、病気が隠されている可能性もあるので、少しでも異変を感じたら排泄物を持って病院へ連れて行くことをおすすめします。ここでは注意が必要な『ウンチ・おしっこ』の特徴を紹介します。
1.注意が必要なウンチの特徴
以下のような特徴を持つウンチは病気が隠れている可能性があるので危険です。なるべく早く病院へ連れて行きましょう。
- どす黒い色
- 血が混じっている
- 硫黄の臭い
- 血液の臭い
- 突然大量のウンチを出す
- コロコロとあまりにも硬い
- ドロッと水溶性のウンチ
こうした特徴を持つ場合、体内で異常が生じている可能性が高いです。早めに動物病院で診察してもらい、必要に応じて検査や治療を受けましょう。
2.注意が必要なおしっこの特徴
おしっこも状態や色、そして頻度によっては病院へ連れて行くことが勧められる状態です。
- 丸1日おしっこが出ない
- 甘い臭い
- 血液が混ざったような臭い
- 山吹色のようなオレンジ色に近い濃い黄色
- 無色に近いおしっこ
- 茶色がかったおしっこ
- 水のようなおしっこを大量にする
- おしっこの中にキラキラと光る粒が見える
これらの特徴を持つおしっこを出した場合、病気や体調不良のサインである可能性が非常に高いです。放置していると状態が悪化してしまう危険性もあるので、早めに動物病院で相談しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬のウンチやおしっこは、その犬の現在の状態を知るために重要な手がかりとなります。少しでも異変を感じたり、今回紹介したような危険な特徴が見られる場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。