犬の一生を充実したものに出来るかは飼い主さん次第
犬を一度でも飼ったことがある方は分かると思いますが、愛犬の存在というのはとても大きいもの。癒し癒される毎日の生活の中にはとても大変なことがあるのも事実ですが、楽しさや幸せのほうが多いと思います。
また愛犬にとっても、飼い主さんの存在はとても大きくて絶対的なものになります。人に飼われている犬は生活のすべてを飼い主さんに依存して生きているので、健康面も精神面も飼い主さんに影響されてきます。
大切な愛犬の一生を充実させたものに出来るかどうかは、飼い主さんがどのような影響を与えるかで決まってくると思います。特別なことはしなくても、一日一日の中で犬の一生を充実させるために、普段から意識するべきことをいくつかご紹介していきます。
犬の一生を充実させる『4つの方法』 普段から意識すべきコトとは?
1.社会性を身につける
犬にとって「社会性を身につける」ということは充実した一生を送るために重要性の高いものとなります。犬には生後1ヵ月~3ヵ月頃まで「社会化期」と呼ばれる時期があり、この時期に多くの経験を重ね、あらゆるものに慣れることによって社会性がどんどん身についていきます。
この「社会化期」の頃の子犬は警戒心や恐怖心がまだあまり芽生えていません。この時期にご自宅や屋外での色々な音、知らない場所、また初めて会う犬や人と触れ合いうことで多くのことに慣れてもらうのです。
社会性があまり身につかなかった犬は成犬になっても、強い恐怖心や警戒心から吠えたり怯えたりと問題行動が多くなる危険性があります。これは飼い主さんにとっても大変なことですが、犬自身もストレスを感じやすい性格になる傾向が強くなります。
充実した一生を送ってもらうためにまずは社会性を身につけられるよう意識してあげましょう。
2.健康管理
健康に毎日を過ごしてもらうことも、愛犬の一生を充実させるために大切なことですよね。愛犬の健康管理は飼い主さんの大切なお仕事。日々、健康管理を怠らないようにしましょう。
- 適切な運動量
- 被毛や皮膚のチェック
- 体に合ったフード選び
- 痩せすぎ太りすぎに注意
- オシッコやウンチのチェック
- 爪切り歯磨きなどのケア
- 定期的な健康診断
犬は体の大きさや犬種、また個体によって必要な運動量が異なります。愛犬に合った適切な運動量をチェックして最適なお散歩をしてあげましょう。また毎日のコミュニケーションタイムには、被毛や皮膚のチェックに加えて目や耳、口や鼻など細かな部分まで異常がないか確認してください。
体に合ったフードを選び適切な量を与えることで体重管理もできますし、排泄の状態も良好になるはず。歯磨きや爪切りは嫌がる個体も多いため、出来るだけ子犬の頃に慣れてもらいましょう。病気やケガの予防のため年に1度の定期的な健康診断をおすすめします。
3.性格の把握
犬は個性豊かな生き物なので個体によって性格が様々です。愛犬の好きな物、嫌いな物、また得意不得意などを把握して接することで一緒に遊ぶ時間はより楽しいものになりますし、しつけをする際も楽しみながら効率よくトレーニングすることができます。
例えしっかり社会性が身についていたとしても、性格によっては苦手な犬や場所などがあってもおかしくはありません。無理やり苦手な犬と仲良くしてもらう必要もないので、無理強いせずに済むように性格の把握をしてあげましょう。
4.コミュニケーションをたくさんとる
本来、犬は群れの仲間達と共に生きる動物です。ひとりで過ごす時間はあまり得意ではありません。また犬と人は言葉で会話をすることは出来ないので、積極的にコミュニケーションの時間を多く作ることで毎日の生活を充実させることが出来ます。
しっかりと目線を合わせたアイコンタクトを始め、優しく撫でる、ブラッシングをする、マッサージをしてあげるだけでも立派なコミュニケーションになります。どうしても時間がない時は、離れた場所から声をかけるだけでも孤独を感じることなく過ごすことができるので出来るだけ声をかけてあげましょう。
まとめ
今回は4つの意識すべきことにについてご紹介させていただきましたが、その他にも愛犬の一生を充実させる方法はたくさんあると思います。
最低限のしつけは絶対に必要になりますし、何歳になってもしつけは継続するものなので、マンネリした毎日を送るのではなく新鮮さを取り入れた生活をしていくのもおすすめです。新しい遊び方をする、お散歩コースを変えてみるなど小さな工夫をしいきましょう。