犬に与えすぎてはいけない『栄養素』3つ!過剰摂取は命の危険も

犬に与えすぎてはいけない『栄養素』3つ!過剰摂取は命の危険も

私たち人間と同様に、犬にとって食べ物は体を作るために非常に大切なものです。この記事では、過剰摂取に特に注意したい栄養素を取り上げるので、ぜひチェックしておいてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.塩分

ごはんを分けてもらう犬

犬の与えすぎてはいけない栄養素として、まず挙げられるのが「塩分(塩化ナトリウム)」です。

犬に人間の食べ物を与えてはいけないと言われる理由のひとつが、人間の食事には塩分が多く含まれているからというものです。ただし、犬の体に塩分が一切必要ないかというと、決してそうではありません。塩分には体の水分バランスや血液の浸透圧を調整する働きや、神経伝達のサポートをする働きなどがあり、健康維持のために必要な栄養素です。

体に必要のない塩分は、尿や汗によって排出されるため、あまり汗をかかない犬が塩分を摂りすぎると排出できないため危険だと言われることもあります。しかし、不要な塩分の排出は、そのほとんどが尿で行われているため、汗をかかないこととはあまり関係がないでしょう。

健康な成犬にとって必要なナトリウムの量は1日あたり50mg/kg程度だと考えられています。しかし、内臓器官が未熟な子犬や老犬の場合は、25mg/kg程度を目安にするなど、控えめにする必要があります。また、腎臓や心臓に疾患がある犬の場合は、塩分を摂取すると体に大きな負担をかけてしまうので、獣医師の指示に従って食事管理をしなければなりません。

2.糖類

アイスをもらっている犬

体にとって糖質はとても必要な栄養素です。糖質を摂取しなければ、体を動かすエネルギーがなくなってしまい、生命を維持することができなくなってしまいます。

糖質には、いわゆる砂糖などの「糖分」だけでなく、ご飯やパンなどの炭水化物なども含まれます。糖質は穀物や芋類、果実類などに多く含まれていて、人間にとっても犬にとっても主食となることが多いのです。しかし、それらも過剰に摂取すると、エネルギーとして使われずに体にため込まれてしまい、肥満の原因となってしまうのです。

砂糖やブドウ糖、オリゴ糖などの糖分は、過剰に摂取すると中性脂肪になり、そのことから高血圧や糖尿病といった病気を引き起こすことがあります。長生きになった犬たちにとっても、それらの生活習慣病は非常に身近な疾患になっています。健康に長生きするために、肥満を予防することはとても大切なことでしょう。

3.カルシウム

シェフの姿の犬

カルシウムは、丈夫な骨や歯を作るために必要な栄養素で、健康にいいイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実際、人間のものでも犬のものでも、おやつに「カルシウム入り」などと書かれている商品は多く、健康のためにとそうしたものをセレクトしている人も少なくないと思います。

しかし、体に良さそうなカルシウムであっても、過剰に摂取すると思わぬ悪影響を及ぼす可能性があります。カルシウムを過剰摂取すると骨軟骨症などの病気を引き起こします。過剰なカルシウムは亜鉛の吸収を阻害してしまいますので、脱毛や皮膚疾患なども起こしてしまうことがあります。

ミネラル分全体のバランス調整を行うためにも、カルシウムの過剰摂取は避けるようにしましょう。

まとめ

犬の手作り食

この記事では、犬に過剰に与えるべきではない栄養素を3つピックアップしてご紹介しました。これらは身近に感じる栄養素でもあり、日頃から意識しておきやすいものだと思います。

しかし、過剰摂取すべきではない栄養素はこれだけではありません。反対にここで紹介した栄養素も体にとっては必要なものであり、不足することでも問題を招きます。つまり、どの栄養素も適量摂取が大切で、偏りのある食事は健康を害する恐れがあるということです。

愛犬のために手作り食をしている人はもちろん、ドッグフードを与えている人も、栄養バランスについて一度しっかりと見直してみるといいでしょう。

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