犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』3選

犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』3選

スキンシップとは、肌と肌の触れ合いや、そこから生まれる心の交流のことをいいます。親と子のスキンシップが大事であるように、愛犬とのスキンシップも大事です。愛犬には最高のスキンシップをして、幸せを感じてほしいですよね。この記事では、犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』についてご紹介します。

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愛犬とのスキンシップは大事!

女性に撫でられるゴールデン・レトリーバー

スキンシップはコミュニケーションのひとつでもあり、愛犬と信頼関係を深める上で必要不可欠です。また普段から愛犬が身体に触れられることに慣れていると、お手入れや動物病院での受診もスムーズにできるでしょう。

スキンシップは愛犬の身体に直接触れるので、腫瘍や痛がる場所などに気づくことができ、それが病気の早期発見にも繋がります。このように、愛犬とのスキンシップはとても大事なものなのです。

犬とのスキンシップというと、撫でたり抱っこしたりするのが代表的でしょう。もちろんこのふたつも立派なスキンシップであり、愛情たっぷりに撫でたり抱っこしたりしてあげれば、犬は幸せを感じるはずです。

しかし犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』は、ほかにもあります。ぜひこの機会に、そのスキンシップも知っておきましょう。

犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』は?

マッサージをされてうっとり顔のボーダー・コリー

1.Tタッチ(テリントンタッチ)

Tタッチは、撫でるのともマッサージとも異なり、皮膚を動かします。人の手で皮膚を動かすことによって動物の皮膚の下の神経に働きかけ、心身のバランスを整えます。痛みの緩和や免疫力アップにも効果的です。Tタッチを習慣にすると、愛犬の健康維持に役立ちます。

Tタッチを考案したのは、馬のトレーナーのリンダ・テリントン・ジョーンズ。彼女が気性の荒い馬に手で皮膚を動かすようにタッチしたところ、馬がリラックスしたことが始まりです。

円を描くタッチや線を描くタッチ、皮膚を持ち上げるリフトなど、いろいろなバリエーションがありますが、基本となるのは円を描くタッチです。

タッチするときは力加減が重要で、マッサージよりも優しい力で皮膚を動かします。飼い主さんが自分の頬に親指を添えて残りの4本の指でまぶたを触り、眼球に不快感を覚えないくらいの力加減が目安です。

飼い主さんが緊張すると、それが犬にも伝わったり、余計な力が入ったりしてしまいます。Tタッチは、飼い主さん自身がリラックスして行うことが大切です。

インターネットで『犬 Tタッチ』と検索するとたくさんヒットしますので、興味がある方はぜひ検索してみてください。詳しいTタッチの方法を知ることができます。

2.マッサージ

Tタッチは神経に働きかけますが、マッサージは筋肉に働きかけます。マッサージすることによってリンパや血液の流れが良くなり、固くなった筋肉をほぐすことができます。

Tタッチもそうですが、子犬から老犬まで行うことができ、しかも健康促進にも役立つマッサージは、最高のスキンシップと言えるでしょう。

犬にマッサージをするときは、アクセサリーや腕時計を外します。そして犬に「マッサージするよ」と優しく声をかけて、お互いにリラックスした状態でマッサージを始めましょう。

飼い主さんの手が冷たいと犬が嫌がることがあるので、ホットタオルやぬるま湯で手を温めておくのがおすすめです。

犬へのマッサージは撫でるように指を動かしたり、指の腹で優しく押したり、手全体を使って優しく揉んだりします。気持ちよさそうにする場所から始めて少しずつ範囲を広げていきましょう。嫌がる場所があるときは無理をせず、気持ちよさそうにする場所だけマッサージすればOKです。

炎症や腫瘍のある場所へのマッサージは避けましょう。また、体調が悪いときや食後すぐのマッサージもNGです。

3.ツボ刺激

東洋医学では、身体機能を健やかに保つための『気』が身体の中を循環していると考えられています。『気』の通り道は『経路』と呼ばれ、経路の上に配置されているのが『経穴』、すなわち『ツボ』です。

犬の身体にも人と同じようにツボがあり、ツボを刺激することで血行促進や健康促進、ストレス解消などの効果が期待できます。また、病気の予防や病気の症状の緩和にも役立ちます。

ツボを刺激するときは押圧したり引っ張ったりしますが、ポイントは力加減です。弱すぎず強すぎず、痛いのと気持ちいいのが半々くらいになる力で行いましょう。

指圧の場合、キッチンスケールに指を押し当てて

  • 小型犬:350〜500g
  • 中型犬:500〜1kg
  • 大型犬:2〜3kg

になるくらいの力が目安になります。犬それぞれ力加減に好みがあるので、様子を見ながら調整してあげましょう。

犬の身体にはツボがたくさんあるため、ここで全てをご紹介することはできませんが、おすすめのツボをひとつご紹介します。攅竹(さんちく)という、ストレス解消や緊張緩和の効果が期待できるツボです。

攅竹のツボは眉の内側に左右ひとつずつありますので、そこを親指と人差し指で圧しながら小さな円を描くように回します。

ツボ刺激も無理は禁物です。少しずつ慣らすようにして、嫌がったらやめましょう。また炎症や腫れ、腫瘍がある場所へのツボ刺激は避けましょう。

まとめ

撫でられてうれしそうな犬

今回は、犬が幸せを感じる『最高のスキンシップ』を3つご紹介しました。飼い主さんが撫でたり抱っこしたりするだけでも、愛犬にとっては最高のスキンシップになるでしょう。でももしご紹介した中に愛犬が喜びそうなものがあったのなら、ぜひトライしてみてくださいね。ただし、無理強いは禁物です。焦らずにゆっくりと慣らしていきましょう。

スキンシップにはさまざまなメリットがあります。時間がない場合は5分でもいいので、毎日行うようにしましょう。

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