愛犬と一緒に新しい場所へ行くと色々なところのニオイを嗅ぎまくることってありますよね。その場所や相手のニオイ、さらには飼い主さんのニオイなど。一口に「新しい環境」と言っても引越し先や散歩ルート、お店や動物病院、ドッグランなどさまざまです。
場所によってはあっちにウロウロ、こっちにウロウロと「落ち着いてくれよ〜」なんて言いたくなりますが、実はこの「ニオイを嗅ぐ」という犬の行動には明確な意味があったのです。
今回はそんな愛犬が新しい環境に行ったときにニオイを嗅ぐ理由について調査しました。
愛犬が新しい環境に行ったときニオイを嗅ぎまくる理由とは?
1.情報収集をしたい
犬の嗅覚はとても優れていて視覚や聴覚よりも主に嗅覚で情報収集することが多いのです。新しい場所へ行ったときは「ここは一体どこだ?」「この人は敵?」とニオイを嗅ぐことでその場の情報を整理しているんですね。
私たち人間は主に視覚で情報収集することが多く変な音が聞こえたり、不快なニオイがしても視覚によって何かしら問題ないか確認すると思います。犬にとってこの行動がニオイを嗅ぐということなのです。
単純にニオイを嗅いでるだけように見えますが、実は空気中のニオイもキャッチして状況把握しています。さらに、ニオイだけで相手の性別、健康状態、性格、体格なども分かると言われいます。
2.ストレスを発散している
犬がニオイを嗅ぐ心理は情報収集のためだけではなく、「ストレス発散」のためでもあります。鼻から得た情報を分析して把握するためにかなりの集中力を使って、さらに頭もフル回転させています。実は、このニオイを嗅ぐという行動で、犬は日頃のストレスを発散させているのです。
反対に気になるニオイを「もう行くよ!」と途中で中断させられると、「まだ嗅いでいたかったのに〜」と欲求不満の状態になってしまいます。
ニオイを嗅いでるときに無理やり中断させて良い?
先程も述べたように犬がニオイを嗅ぐことはストレス発散の役割も果たします。そのため、それを無理やり中断させられると、犬は欲求不満になってしまうのです。
犬にとってニオイを嗅ぐ行為は情報収集の大切な時間。さらには好奇心が満たされる刺激的な時間でもあります。マーキングのおしっこを舐めたり、拾い食いをしないように見張ることは必要ですが、できれば自由に好きなだけニオイを嗅がせてあげてください。
しかしあまりにも嗅ぎ続けて困るという場合は、名前を呼んだりおやつのニオイなどで気を反らしてみましょう。
まとめ
今回は犬が新しい場所に行ったときニオイを嗅ぎまくる心理についてご紹介しました。
犬がニオイを嗅ぐ行為には、「情報収集」と「ストレス発散」の意味があったのですね。
新しい場所だけでなく、散歩中でもニオイを嗅いでいたら「今は色々な情報を集めてる時間なんだな」と優しく見守ってあげましょう。