犬が好んで寝ることが多い『飼い主の体の部位』があります
夜に愛犬と一緒に寝る飼い主さんもいれば、別々に寝るという飼い主さんもいますね。夜は別々で寝ていても、お昼寝で一緒に寝ることもあるかと思います。
一緒に寝るとき、愛犬は飼い主さんの体のどこかしらにくっついて、あるいは体のすぐそばで気持ちよさそうに眠っていることでしょう。
さて、飼い主さんの体といってもいろいろな部位がありますが、中でも犬が好んで寝ることが多いのはどの部位なのでしょうか?
今回は、犬がよく寝る『飼い主の体の部位』をご紹介します。犬がそこの寝心地が良いと感じている理由についても触れていきますので、ぜひ参考になさってくださいね。
犬がよく寝る『飼い主の体の部位』は?
1.お腹や背中
群れで暮らしていた野生時代の犬たちは、寝るときも仲間と体を寄せ合い敵から身を守っていました。その名残から犬は今でも、信頼している飼い主さんにくっついていると安心して眠ることができます。
体をくっつけやすいのか、飼い主さんのお腹や背中にくっついてスヤスヤ眠る犬は多いようです。安心して心地良く眠ることができるのでしょう。
もしお腹や背中にくっついて寝るのが寒い季節限定であるのなら、暖を取るためかもしれません。寒い夜にお腹や背中に愛犬がくっついていると、飼い主さんもポカポカ暖かくて、お互いに心地良く眠れますよね。
愛犬が「もっと密着したい!」「もっとぬくもりを感じたい!」という気持ちのときには、飼い主さんのお腹の上で寝ることもあるでしょう。飼い主さんは「重い…」「動けない…」なんて思いながらも、かわいい愛犬の安眠のためにじっと耐えちゃうんですよね。
2.足
飼い主さんの足や足元を好んで寝る犬も多いです。足元には程よいスペースがあり、寝心地が良いのだと考えられます。飼い主さんのお腹や背中にくっついて寝ていたら暑くなり、足元へ移動するというパターンもあります。
また、飼い主さんの足に顎を乗せて寝るのが好きな犬は少なくありません。何かに顎を乗せるのは犬にとって楽な姿勢であり、寝心地が良いのです。
飼い主さんの足と足の間にすっぽりと体を収めて寝る犬もいます。「何で!?」と思ってしまいますが、きっと巣穴で寝ているような感じがして、安心感が得られるのでしょう。
飼い主さんの足や足元は犬の寝場所として人気のスポットですが、危険なスポットでもあります。というのも、眠っている飼い主さんが無意識に犬を蹴っ飛ばしてしまい、犬に痛い思いやケガをさせてしまう恐れがあるからです。寝相の悪い飼い主さんは、特に注意が必要です。
3.顔や頭
飼い主さんの顔や頭の周りで寝るのが好きな犬も意外と多いです。顔の近くは、すぐに飼い主さんの表情を確認できたり、息づかいを間近で感じることができたりするので、犬は安心して眠れます。
また、飼い主さんの頭と壁の間のスペースに挟まって寝るのが心地良いという犬もいますし、実は枕が目当てというケースもあります。枕に頭や顎を乗せて寝るのが心地良く気に入っているのです。気づくと愛犬に枕を占領されている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
飼い主さんは寝相が悪いけれど、それでも一緒に寝たい…。そんな犬は、比較的安全な顔や頭の周りを選んで寝るようになることもあります。
まとめ
犬が飼い主さんと一緒に寝る場合、ご紹介したような飼い主さんの体の部位の近くを好んで寝ることが多いです。もちろん、ご紹介した以外の部位や場所で寝るのが好きな犬もたくさんいます。
そこがどこであれ、犬なりの理由があって、そこに寝心地の良さを感じているはずです。愛犬が寝ているときは、心地良い眠りの邪魔をしないようにしましょう。
最初は飼い主さんと一緒に寝ていた愛犬が暑さを感じたりして、別の場所へ移動することがあります。それが床や廊下だったりすることが少なくありません。飼い主さんが夜中にトイレへ行くときや、朝起きたときなどにうっかり愛犬を踏んでしまわないように注意してくださいね。