犬がウンチを隠す理由
あなたの愛犬はウンチを隠しますか?私は犬がウンチを隠すところを実際に目撃したことがありません。愛犬たちはもちろん、うちは愛猫さえウンチを隠そうとしません。しかし、犬がウンチを隠す話をよく耳にするんです。
自分のウンチを隠す犬もいれば、同居する犬のウンチを隠す犬もいるようです。お散歩の途中、道端に落ちている動物のウンチに砂や砂利をかけて隠そうとする犬までいるんだとか。
ウンチを隠す行動は猫特有だと思っていたので、犬もウンチを隠すことが本当にあるのか?と疑問に思いました。なぜウンチを隠すのか、その理由を一緒に探ってみましょう。
1.飼い主に叱られるから
ウンチしたことを飼い主に叱られたことがある犬は、叱られることを恐れてウンチを隠すことがあります。
トイレ以外の場所でウンチをしてしまった時に叱られたのだと思います。しかし、そのことが犬には理解できなかったのです。(ウンチをしたことを叱られた)と解釈し、(また叱られるのではないか…)と考えているのです。
過去に飼い主に叱られたことによるトラウマによって、ちゃんとトイレでウンチすることができた時にも隠そうとするようになってしまうことがあります。
トイレの失敗を叱る必要はありません。上手くできた時に褒めるだけでトイレトレーニングは上手くいきます。
隠すどころか、食糞するようになってしまう理由にもなることがあるため、ウンチの失敗は叱らないであげてください。隠すのをやめさせるための方法でもあります。
2.飼い主や家族が騒ぐのが面白くて
ウンチを隠そうとする犬の姿を見て、動画を撮るなど騒がしくしたことがあるのではないでしょうか。
そんな飼い主や家族の反応に刺激されたり面白くなったりして、ウンチを隠すことがクセになってしまうことがあります。
やめさせたいのであれば、騒がないことです。「あ、ダメだよ」と声をかけ、すぐに後始末をするとよいです。ウンチを隠そうとする犬に対して過剰に反応しないようにしましょう。
3.自分で後始末をしようとしている
自分のウンチの後始末をしてくれる飼い主の姿を見て学び、犬が自分で後始末をしようとすることがあります。飼い主の真似をしているのです。
何でも真似をしたがる犬っていますよね。時々、前世は人間だったんじゃないか?と家族間で笑い話になることもあるのではないでしょうか。
しかし、ウンチの後始末の真似はしてほしくないかもしれません。口の中に入れてしまっては大変ですし、手が汚れてしまうのも困りますよね。
よい行動だと思って真似していると思いますので、叱ることはできません。いけないよ!と声をかけたとしても、何でいけないの?と犬を混乱させてしまいそうですよね。
やめせたいのであれば、飼い主や家族がすぐに後始末をするしかないかもしれません。
4.敵から家族を守るため
自分や家族の居場所を敵に知られてはいけないため、ウンチを隠すという本能を今も持つ犬がいます。
自宅の室内でウンチをする犬の場合、敵に家がバレてしまってはなりません。侵入し、攻撃してくるかもしれないからです。
外でウンチをする犬の場合も自分や家族の行動範囲がバレてしまう可能性があり、隠す必要があるのです。
飼い主がすぐに後始末をすることで安心感を与えてあげるとよいと思います。警戒心が強く、家族を守らなければ!という気持ちが強い勇敢な犬性格なのでしょう。
まとめ
犬がウンチを隠す理由を4つ解説しました。
- 飼い主に叱られるから
- 飼い主や家族が騒ぐのが面白くて
- 自分で後始末をしようとしている
- 敵から家族を守るため
最もお困りなのは、お留守番中にウンチを隠す問題なのではないでしょうか。出かける前に排泄を促す練習をしてみてください。
飼い主に叱られることが理由になっている場合、お留守番中にこっそりウンチをし、隠してしまうことがあります。
ウンチを失敗してしまった時も隠そうとする時も、やはり叱らないということが最もよい方法なのではないかと思います。