犬が好むおもちゃの傾向と特徴
1.噛みたくなるデンタルフレーバー系
歯や歯茎など、お口の中の健康をサポートしてくれるデンタルフレーバー系のおもちゃは、犬が好む傾向にあります。
遊びながら噛むことで犬の「噛みたい」という本能を満たすことができること、ストレスの発散になること、日頃からデンタルケアができること、という特徴があります。
そして、犬に好まれる最大の特徴は「フレーバー付き」ということです。ミルク風味やチキン風味などがあります。ミント風味といった、お口の中が爽やかになりそうなフレーバーもありますが、犬はあまり好まない風味なのではないかと思います。
注意点は「歯磨きを怠ってはいけない」ということです。デンタルフレーバー系のおもちゃの作用は、歯磨きと同等ではありません。唾液を分泌させること、歯茎をマッサージすることが主な作用です。
歯垢の除去のためには歯磨きをする必要があります。また、定期的な歯科検診もおすすめします。
2.引っ張りたくなるロープ系
追いかけて遊んでもよし。噛んで遊んでもよし。引っ張り合って遊んでもよし。色んな遊び方ができるロープ系のおもちゃは、犬が好む傾向にあります。
ロープの先の方が球状に編まれているおもちゃがありますが、犬が口にくわえやすいようです。飼い主と引っ張り合って遊ぶ時にも人の手で握りやすいです。
ロープの素材がコットンやポリエステルであると、手洗いしやすいため、衛生面を保ちながら遊ぶことができます。ただ、水洗いする回数が多い分、網目が縮みやすいのでご注意ください。縮んだら買い替え時です。
注意点は「歯を傷つけないように遊ぶこと」でしょうか。引っ張る力が強すぎたり、勢いよく引っ張ったりすると、歯が欠けてしまうことがあります。
3.おやつが期待できる天然ゴム系
天然ゴム系のおもちゃは、適度な硬さと柔らかさがあることから犬が好む傾向にあります。
噛んで遊ぶことだけではなく、中にフードやおやつを入れて取り出しながら遊ぶことができるタイプはより犬が好みやすいです。おもちゃそのものにフレーバーが付いているタイプもあります。
犬がおもちゃを噛んで遊ぶことも考えて作られているはずですので、それほど強度に問題はないと思います。しかし、ボロボロになりやすく、一部分のゴムが剥がれてしまうことがあります。
ゴムの破片を誤って飲み込んでしまったり、フードやおやつの入ったおもちゃを食べてしまったり、誤飲誤食に注意しながら遊ばせなければなりません。
注意点は「必ず見守ること」です。とくに中にフードやおやつを入れて遊ばせる時は、絶対に犬から目を離さないでください。おもちゃの誤飲誤食を防ぐためには、「放せ」のしつけを徹底しておくと安心できます。
4.興味をそそられる知育系
考えながら遊ぶことができる知育系のおもちゃは、犬が好む傾向にあります。おもちゃの中にフードやおやつを入れ、鼻先で突いたり、手で転がしたりしながら取り出す仕組みです。
天然ゴム系のおもちゃと違うところは、そう簡単に取り出せないということです。あちこちに穴があり、どこから出てくるかも分かりません。時間をかけて遊ぶことができ、ストレスの発散や運動不足の解消にも役立てられると思います。
注意点は「強度の高いものを選ぶこと」でしょうか。素材がプラスチックである場合、割れにくいこと、犬が歯を立てにくいこと、高所から落としても壊れないことなどを重視して選ぶとよいと思います。
少しでもひび割れたり欠けたりした時は使用を中止し、処分してしまいましょう。プラスチック製であれば、中性洗剤で水洗いできるおもちゃをおすすめします。知育系のおもちゃは長時間遊ぶため汚れてしまいやすいです。
まとめ
犬が好むおもちゃの傾向と特徴を4つ解説しました。
- 噛みたくなるデンタルフレーバー系
- 引っ張りたくなるロープ系
- おやつが期待できる天然ゴム系
- 興味をそそられる知育系
愛犬が好むおもちゃを探し出すのって意外と難しいですよね。(こんなの好きだろうなぁ♡)と思って買ってみたけれど全然遊んでくれなかった、という経験もあると思います。たった一つ、お気に入りのおもちゃを持っている犬もいますよね。
やはり犬は、噛んで遊べるおもちゃや長く遊んでいられるおもちゃを好む傾向にあるのかなと感じました。