犬に恐怖感を与えてしまう『NG行為』3選 安心させるために普段からすべきこと

犬に恐怖感を与えてしまう『NG行為』3選 安心させるために普段からすべきこと

大好きな愛犬に恐怖を感じさせたいと思っている人は、あまりいないと思います。しかし、ちょっとした行動で犬に強い恐怖心や不信感を抱かせることもあるので、日頃から注意しましょう。

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1.暴力を振るう

椅子の下に隠れる犬

愛犬を大切にしている人には、言うまでもないことですが、叩く・蹴るなどの暴力行為は絶対に行ってはいけないことです。痛い思いをさせたり怪我をさせたりする暴力行為は、強い恐怖心を抱かせる最大の要因でしょう。

人間に暴力を振るわれた経験のある犬は、トラウマを抱えるようになる可能性もあり、人を信用できなくなったり、人を怖がって身を守るために攻撃的になったりすることも。犬と飼い主さんの関係性づくりにおいて、暴力は必要のないものです。家族や愛犬を守るための非常事態以外では、絶対に暴力を振るうことはやめてください。

2.感情的に怒鳴る

怯えて伏せる犬

体を痛めつけるような暴力を与えていないとしても、感情的になって大きな声で怒鳴りつけたり、態度で威嚇したりするのも、犬に恐怖心を抱かせる行為のひとつです。

犬を飼っていると、しつけや日々の生活のなかで、ついイライラしたり腹が立ったりすることもあるでしょう。しかし、その感情を犬にぶつけることはやめましょう。犬に怖い思いをさせるうえ、飼い主さんとの信頼関係を失われてしまう恐れがあります。

愛犬に対してイライラしてしまったときは、無理に接することはせず、別の部屋に行くなど一度気持ちを落ち着かせてから接するようにしましょう。

3.突然長時間の留守番をさせる

窓の外を見る犬

飼い主さんにとって、仕事や遊びなどで外出することはごく普通のことだと思います。そのため、犬を留守番させるということも、特にめずらしいことではないでしょう。

しかし、犬にとって自宅に置いて行かれるということは、不安に感じることでもあるのです。特に自宅に迎え入れたばかりで留守番に慣れていない犬や、引っ越しなどで環境が変わった犬の場合は、突然留守番をさせると「一人にされた」「飼い主さんがもう帰ってこないかもしれない」という不安を感じることがあるのです。

そのため、突然長い時間の留守番をさせることはNGです。飼い主さんが家を出ても、必ず帰って来るということを学習できるように、数分単位の短い留守番の練習からスタートしてください。飼い主さんの帰りを落ち着いて待てるように教えることは、犬にストレスを与えないためにもとても大切なことです。

また、留守番に慣れていたとしても、犬を置いたまま外泊をすることは絶対にやめましょう。

愛犬が安心して過ごすために心がけること

笑顔の女性と犬

一貫した姿勢と落ち着いた態度で接する

犬が信頼するのは、対応に一貫性があり、いつも落ち着いた接し方をしてくれる人だとされています。バタバタと騒がしくしている相手や、時と場合により反応が異なる相手と一緒にいると、次に起こることの予測がつかず落ち着いて過ごせないのです。

愛犬と接するときは、穏やかな態度を見せるように心がけましょう。

たっぷりスキンシップをする

大好きな飼い主さんとスキンシップを取ったり、アイコンタクトをしたりすると、犬が幸福や安心感を感じることができるとされています。

愛犬に何か不安なことがあったときやストレスを感じているときも、信頼している飼い主さんとスキンシップを取ることで、それが和らぐことがあるので、日頃から十分な関わりを持つようにしましょう。

家族みんなで仲良く過ごす

犬は、家族や仲間をとても大切にする動物です。そのため、家庭など「群れ」のなかで喧嘩が起きたり、不穏な空気が漂っていたりすると、強いストレスや不安を感じるようになってしまいます。

長年一緒に暮らしていれば、家庭内で喧嘩が起こることもあると思いますが、愛犬が不安にならないように、できるだけ目の前での言い争いや激しい喧嘩が控えてあげてください。

まとめ

振り返っている黒い子犬

暴力や威嚇は、当然のことながら愛犬に強い恐怖を感じさせる絶対的なNG行為です。瞬間的に怖がらせてしまうだけでなく、それが原因で飼い主さんに対して不信感を抱くようになったり、自宅にいても安らぐことができなくなったりしてしまうこともあるのです。また、愛犬に強い不安を与えるような行為も行わないようにしましょう。

大切な愛犬が、楽しく心穏やかに生活することができるように、犬の気持ちをしっかりと考えた上で行動を取るようにしてくださいね。

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