台風や雨が多い季節は犬の運動不足が心配に…
5月下旬〜6月頃になると、雨の日が続く梅雨に入る地方が多くなります。同時に台風が近づいたり直撃したりする日が増え、なかなか犬の散歩に行けなかったり、行ける日が少ないと運動不足を心配する飼い主さんも多いでしょう。
特に大型犬を飼っているご家庭では、散歩に行かなければ運動不足になったりストレスが溜まりやすくなったりします。
しかし、台風が直撃する日はさすがに怪我や事故などのリスクが高まるため、散歩に連れて行くことは難しいですよね。そんな日は思い切って、室内でできる運動方法を試してみましょう。
小型犬は犬種によって室内運動でもOK
中型犬や大型犬は雨の日でも散歩に行くことが推奨されています。しかし小型犬の場合は、基本的に運動は室内だけでも十分足りると言われています。
小型犬にとって散歩は、刺激を受けたり好奇心や本能的欲求をも満たすことが重要だからです。
そのため、小型犬の場合は雨の日の散歩を思い切って休み、室内運動で欲求を満たしてあげるだけでも十分でしょう。
犬の散歩代わりになる『室内での運動方法』5選
散歩の代わりに室内で運動させるためには体を動かしたり、犬としての本能的欲求を満たしてあげたりとさまざまな条件をクリアしてあげる必要があります。ここでは、犬の散歩代わりになる室内での運動方法を5つご紹介します。
1.広いスペースでレトリーブ遊び
室内遊びの定番といえば、やはり『レトリーブ』です。レトリーブ遊びとはボールなどを使い、飼い主が投げたおもちゃを犬が走って取りにいき、再び飼い主の元に持って帰ってくるという定番遊びです。
広いスペースがあるご家庭であれば、廊下やリビングなどを広々と使ってレトリーブ遊びをすることで狩猟本能を満たすこともできますし、『走る』『追いかける』という動作でしっかり運動することも可能です。
2.ロープ仕様のおもちゃで引っ張りっこ遊び
室内遊びで人気のおもちゃといえば、ロープ仕様のおもちゃが思い浮かぶ人も多いでしょう。いくつも持っているというご家庭も多いのではないでしょうか。
ロープ仕様のおもちゃを使って引っ張りっこ遊びをすることで、狩猟本能を満たせるだけでなく、遊び方によっては運動不足を解消することもできます。
ロープを使って引っ張りっこ遊びをする時は、飼い主が強弱をつけて引っ張ってあげましょう。そうすることでより刺激的になり、愛犬が楽しんでくれますよ!
3.おやつを使って室内探索遊び
愛犬の大好きなおやつを使って、部屋の中を探索させる遊びもおすすめです。
最初におやつの匂いを嗅がせ一度部屋から出した後、室内のあらゆる場所におやつを隠します。隠し終えたら犬を再び部屋へと招き入れ、「GO」などの合図とともにおやつ探しをスタートさせましょう。
犬は嗅覚を使って『獲物』を探すことを得意としますし、本能的欲求も満たされます。また、室内を歩き回るだけでもある程度の運動にはなりますし、嗅覚を使って目的の物を探すという動作は脳も使います。
そのため、飼い主が思っている以上に脳も体も良い意味で疲れさせることができ、愛犬も満足感を味わうことができます。
4.大量のタオルの中におやつを隠して仮穴掘り遊び
家に大量にタオルを持っているという方は、それらのタオルを使って簡単な遊びをしてみてはいかがでしょう。
大量のタオルを積み重ねてその場所を掘らせるという遊びは、犬が本能的に楽しめる穴掘り遊びを疑似体験させることができます。しっかり運動にもなるため、運動不足を解消させる室内遊びを模索している方におすすめです。
また、積み重ねた大量のタオルの下におやつを仕込んでおくことで、より愛犬のやる気を上げることができます。試したことがない方はぜひ実践してみてくださいね!
5.タオルやペットボトルを使った跨ぎ遊び
ちょっとしたアジリティーを楽しみたい場合は、クルクルと横長に丸めたタオルやペットボトルを使い、障害代わりにして跨ぐ遊びをさせるのもおすすめです。
タオルやペットボトルを等間隔に置きその上を歩いて跨がせたり、慣れている犬は走って飛び越えさせる遊び方も楽しめます。
まとめ
いかがでしたか。新たにおもちゃを購入して室内遊びを充実させるのも良いですが、すでに家にある物でも十分犬の運動不足を解消したり、欲求を満たしてあげることは可能です。雨の日の室内遊びに悩んでいる方は、ぜひ今回紹介した運動方法を試してみてください。