子犬はちょっとしたことでも大ダメージを負いやすい
一般的に子犬は生後3ヵ月以降にご家庭へと迎えられることが多いです。小さく可愛らしい子犬たちは見た目通り体や体内の機能が成犬よりも弱く、些細なトラブルで大きなダメージを負ってしまいます。
そのため、成犬よりもちょっとした日常の事故で亡くなるケースは多く、これらのトラブルに遭わないよう飼い主が日頃から注意しなければいけません。
子犬が亡くなってしまう『飼い主の絶対NG行為』5選
では、子犬はどのような原因で突然死することがあるのでしょうか。ここでは子犬が亡くなってしまう原因にもなる飼い主の絶対NG行為を紹介します。心当たりのある方は対策をとりましょう。
1.口に入る大きさの物を床や手の届く場所に放置する
子犬はなんでも口に入れて確かめようとすることが多いです。「これを口に入れると危ない」という考えがないため、危険な物でも毒性のある物でも口に入れてしまうので注意が必要です。
口に入る大きさの部品やおもちゃなどを床や手の届く場所に放置していると、子犬が好奇心から口に咥え、誤飲してしまう恐れがあります。窒息や食中毒症状、さらに腸閉塞などを引き起こし、突然死を招く危険があるので絶対に放置せず片付けましょう。
2.与えるごはんの量が少ない
子犬期は与えるごはんの量にも注意が必要です。あまりにも与えているごはんの量が少ないと、空腹による低血糖を引き起こす恐れがあります。
子犬の場合、低血糖でぐったりしたり、痙攣を起こし命を落としてしまうケースも存在するため、空腹になり過ぎないよう適切な量の食事を必ず毎日与えてください。子犬によっては、1日の食事回数を増やすなどの工夫も必要です。
3.リードを伸ばし過ぎたまま散歩する
子犬の散歩デビューは飼い主にとっても楽しみなイベントですよね。しかし、自由に楽しく散歩させてあげたいという思いから、あまりにも長くリードを伸ばし過ぎてしまうと危険なトラブルを引き起こす恐れがあります。
子犬に多く見られるトラブルとして交通事故が挙げられます。リードを伸ばし過ぎたために、まだリーダーウォークを習得していない子犬が突然道路へと飛び出し、交通事故にあってしまう可能性もあります。。
また、攻撃的な成犬に遠慮なく近づき噛まれて大怪我を負うかもしれません。リードはなるべく短く持ち、子犬が突発的な動きをしても対応できるようにしましょう。
4.コードを剥き出しのまま放置する
よく耳にする室内トラブルに「留守番中、子犬が充電器などのコードを噛んでしまった」という例があります。子犬であっても噛む力は強いため、コードを噛んでしまうことで感電してしまう危険性があるので注意が必要です。
場合によっては感電によるショック死に至る恐れもありますし、コンセントを噛むことで発火を引き起こし、火傷による大怪我を負ってしまう危険性、火事になってしまう可能性も考えられます。
コンセントやコンセントのコードなどは、専用の収納ボックスなどに入れて保管するようにしましょう。柵などで囲んで危険を回避するという方法も有効です。
5.気温の高い場所で散歩させたり留守番させる
夏場は気温にも注意が必要です。犬は熱中症になりやすく、特に子犬は熱中症により重症化しやすいので注意が必要です。
気温の高い時間帯に散歩させたり、直射日光の当たる場所に寝床を設置したりする行為は、熱中症になりやすく危険です。また、夏になると毎年注意喚起される車内での留守番は短時間でもやめましょう。
まとめ
いかがでしたか。子犬は小さな事態であっても大きなダメージとなり、体に負担をかけます。その事態によって死を招いてしまう恐れもあるため、飼い主は日頃から生活環境を安全に整えたり、外に出る時は特に注意深く見守ったりと万全の体制を整えましょう。