犬が飼い主を拒否している時のサイン
1.目を合わせようとしない
犬が飼い主を拒否している時、目を合わせようとしないことがあります。
飼い主に従う時は、しっかりアイコンタクトをすることができますよね。表情も穏やかで、嬉しそうにしっぽを振るなどします。
「拒否しよう…」と考えている時は、絶対に目を合わせようとしません。アイコンタクトしてしまうと、指示に従わなければならなくなってしまうからです。
名前を呼んでも無視し、話しかけても目を合わせようとしないのは、飼い主を拒否しているサインです。無理に目を合わせようとしない方がよいと思います。
2.「ガウッ」と一喝する
犬が飼い主を拒否している時、「ガウッ」と一喝することがあります。
例えば、頭や体を撫でようとした時です。「今は触らないで!」と言っているのです。「そこは触らないで!」と、触れる部位によって拒否したい犬もいますよね。飼い主であっても許したくないこともあるのです。
普段、飼い主を威嚇することはないのに…という時は、機嫌が悪いことで拒否したくなったのではないでしょうか。気分が優れない時は拒否したくなることもあると思います。
他人を拒否することはないのに飼い主を拒否することはある、という犬もいます。寂しがる必要はありません。ガッカリしないでください。
他人のことは我慢するしかないのです。飼い主にはわがままを言えるため拒否してしまうのです。「ガウッ」と一喝するのは、拒否できるだけ飼い主のことを信頼している、というサインでもあると思います。
あまりしつこく構わないよう、犬にもひとりの時間を与えてあげるとよいのではないでしょうか。
3.いつも一緒に寝るのに今日はひとりで寝る
犬が飼い主を拒否している時、いつも一緒に寝るのに今日はひとりで寝る、ということがあります。
必ず飼い主のベッドで一緒に寝るのに、今日はケージやクレートに入って就寝しようとしている愛犬の姿を見たら、寂しいですよね。
「一緒に寝ようよ…」と声をかけると唸り声をあげられてしまうこともあるかもしれません。無理やり抱っこして連れて行こうとすると身をよじって嫌がることもあるかもしれません。
飼い主を拒否したいわけではなく、たまたま『今日は飼い主を拒否したい日』というサインなので、あまり寂しく思わなくて大丈夫だと思います。
犬が好む場所で休ませてあげてください。夜中にふと目が覚めた時、いつのまにか隣で寝ているかもしれません。
4.芸をしてまでおやつを食べようとはしない
犬が飼い主を拒否している時、「お手」「おかわり」などの芸をしようとせず、おやつも食べたがらないことがあります。
「おやつ食べる?」には反応してやって来るかもしれませんが、「お手」は無視します。しつこく指示を出すと「別におやついらないもん」と、飼い主から離れて行ってしまいます。
おやつを食べたい気持ちよりも飼い主を拒否したい気持ちの方が強いのです。大好きなはずのおやつを諦めてでも芸をしないのは、飼い主を拒否したいサインです。
おやつやおもちゃ等の愛犬が好きなものを利用してまで、ご機嫌を取る必要はないと思います。
5.狸寝入りをする
犬が飼い主を拒否している時、狸寝入りをすることがあります。
自分にとって都合が悪い状況であるため、寝たふりをしてやり過ごそうとしているのです。あからさまに拒否すると飼い主を傷つけてしまうかもしれないからと、気遣いのサインでもあるのではないでしょうか。
拒否はしたいけれど飼い主の様子は気になるため、耳を飼い主の方へ向けていると思います。耳をあちこちに動かす仕草がある時は、眠いわけではなく狸寝入りです。
眠りにつくわけではなく、周りの様子をうかがっているはずなので、そのまま寝たふりをさせてあげてもよいと思います。
まとめ
犬が飼い主を拒否している時のサインを5つ解説しました。
- 目を合わせようとしない
- 「ガウッ」と一喝する
- いつも一緒に寝るのに今日はひとりで寝る
- 芸をしてまでおやつを食べようとはしない
- 狸寝入りをする
愛犬に拒否されると寂しいですよね。機嫌が悪かったり、都合が悪かったりすると、大好きな飼い主でも拒否したくなることがあるようです。
「嫌いだ!」と言っているわけではなく、「今日は勘弁してほしいです」の気持ちなのではないでしょうか。