️犬が「ん?何かがおかしい…」と感じる原因
飼い主がいつもと違う行動をとる
毎日の暮らしの中で、1日のルーティンは自然と決まってきます。犬もそんな飼い主の様子を見ているので、ちょっとした変化を敏感に感じ取っています。
例えば、「家具の位置を変える」「スーツケースに大量の荷物を詰め込む」といった普段と違う大がかりな行動は、犬を不安にさせます。
模様替えや旅行など、飼い主にとっては楽しいイベントであっても、犬が同じようにポジティブに捉えているとは限りません。理由が分からず不安感だけが増していき、体調を崩すこともあるのです。
飼い主がソワソワしている
飼い主の感情は犬に伝染しやすく、まさに一心同体です。そのため、飼い主が落ち着きなく動き回っていると、犬まで落ち着きをなくしてしまいます。
別名ストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」は、飼い主のストレスレベルが高いと上昇し、飼い主の影響を受けると、犬の数値も上昇します。
犬は飼い主と過ごす時間が最も長いため、犬の心理状態は、飼い主の心理状態が深く関連しています。
️犬が飼い主を怪しんでいるときの仕草&態度
1.低い声で吠える
犬が「ヴーッ…ワン!」と唸った後に低い声で1回吠えるときは、威嚇と拒否の意味合いが強いです。
「関わりたくないから、そっとしておいて」という飼い主への気持ちのあらわれだと言えるでしょう。
2.目を合わせようとしない
「目をそらす」行為は、戸惑いからくる犬の意思表示です。意図的に目線を外し、嫌なことを避けようと現実逃避している仕草になります。
このとき、無理矢理目を合わせようとすると攻撃されたりするので、少し距離を保ってください。
3.接触を避け、逃げ回る
犬を捕まえようと追いかけているときに限って、手を伸ばすと逃げられてしまうことはありませんか?
後ずさりをしたり、逃げ回るときの犬の心理は、危険を察知し、警戒心が強まっています。飼い主の表情や行動から、何か良くないことが起こると予測しているのでしょう。
️どうしたら犬との信頼関係を築ける?
犬の行動を理解する
犬のカーミングシグナルやボディランゲージは、体全体を使った動作で自らの緊張を和らげたり、相手に気持ちを伝える非音声言語です。
「お水が飲みたい」「おなかが空いた」など、要求・催促していることがあるため、犬が望むことを理解できると、愛犬との距離はぐっと縮まります!
スキンシップを大切に
スキンシップは、犬に愛情を伝える手段の1つです。気を許している飼い主に撫でられることは、犬にとって喜びであり、満足感を高めてくれます。
チワワ、ヨークシャー・テリア、トイ・プードルなどの愛玩犬は、ペット用に品種改良された犬種となるため、撫でられることを好みます。毎日撫でて、犬が喜ぶツボを見つけてください。
️まとめ
飼い主側から見ても、「今警戒されている」「怪しいと思われている」と感じるように、犬の反応はかなり分かりやすいです。毎日一緒に生活しているからこそ、見えてくるものがあります。
犬が嫌がることはしたくないと思っていても、病院に連れていったり、シャンプーしたりするのは、飼い主の役目です。ご褒美を与えたり、コミュニケーションをとって、犬の「苦手」を少しでも減らしていきましょう。